「良心ある企業」の見わけ方 ~向社会性という新しい企業価値~ (宝島社新書)

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  • 宝島社 (2006年6月13日発売)
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感想 : 4
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ウェブ進化論の後に読んだ影響もあるのだろうけど、いかにも古いと言う感じがしました。<br><br>

ここでいわれている企業の品格と言うのは、たとえば、今はやりのライブドア問題や村上ファンド問題に代表されるように、かなりグレーぽい手法についても、まとめられていて、かつての大企業の不祥事とは、また違った意味で経営者の品格が重要になって句と言う点で同意したいところです。<br><br>

しかし、企業そのものをある1点から見て、それだけで評価する事は出来ないし、その実例としてダスキンを取り上げていたりするのだけど、品格の基準が曖昧で、読んでいて心の響くものがなかったです。<br><br>

ダイエーが破綻したことについては、あまり書いていませんでしたが、納入業者への無理なリベート要求などあった事実について、こうしたこと自体も品格がある企業といえるのかどうか、自らメスを入れて欲しかったものです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス本
感想投稿日 : 2006年6月22日
読了日 : 2006年6月22日
本棚登録日 : 2006年6月22日

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