【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛 (新潮選書)

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本棚登録 : 331
レビュー : 34
著者 :
gomaknihaさん 趣味・教養   読み終わった 

サイクス=ピコ協定を銘打って、池内先生が書かれているので、面白そうと思い手に取りました。
冒頭で池内先生が指摘されているように、サイクス=ピコ協定は大国による密約で悪でしかないもの、と私も思っていました。悪ではないわけではないですが、オスマン帝国崩壊に際して、1つの「解決策」として考えられたものだという視点を本書によって得られました。
皮肉なことにアラブの春によって、再び中東が混迷する中、欧米が手をこまねいている間にロシアが進出してくるという、100年前と同じような構図ができている、というのもなるほど、というお話でした。
国民国家を前提とした国境の線引き、というのはかなり破綻した考え方だと最近とても感じていますが、では中東の国々はどのような形になると中東の人々にとって”最善”といえるのか、本書を読むことでますます難しい問題に思えてきました。

レビュー投稿日
2018年11月3日
読了日
2018年10月26日
本棚登録日
2018年9月8日
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