反対称―右と左の弁証法 (1976年)

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本棚登録 : 16
感想 : 3
5

1979年
生物は対称性(形そして機能)を破ることによって進化してきたのではないかという大胆な仮説。
そういう視点で世界を見ることの楽しさと、それを本で経験できる喜びを教えてくれたカイヨワの大切な一冊。
今までに10回位は読み返しているが、そのたびに心が豊かになる感じ。
最初に読んだ時はちょうどDerek BaileyとSteve Reichという全く両極端の音楽にほぼ同時にのめり込んだ頃だが、この本での「…無対称と無限の対称とを同一のものと考えることを提案したい…」の文章に、思わず納得してしまったことを鮮明に覚えている。

思索社 1979/7

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想・哲学
感想投稿日 : 2019年11月28日
読了日 : 1980年1月1日
本棚登録日 : 1980年1月1日

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