サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

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本棚登録 : 3500
レビュー : 304
制作 : 柴田裕之 
gonco3さん 社会   読み終わった 

【幸福感】
最後は幸福の問題となっています。

現代は少し変化の兆しはありますが、まだ仕事という「苦痛の対価」としてお金を得ている状態です。

近い将来には「昔は仕事という労働の対価として給料をもらっていたんだよ」と孫に言っているような光景があればいいのですが。。。

ただ、人は相対的な優劣で幸福を感じると思います。目に触れるまわりが同じように貧しい状態であれば、人は劣等感を感じることはありません。
しかし、目に触れるまわりに優劣が生じると下のものは劣等感を感じます。たとえ、絶対値で見れば世界的に頂点に近い位置にいても、まわりの人間が自分より上にいれば幸福感は薄らぎます。

世界的にみれば、日本人に生まれただけで頂点に近い方に位置することを認識すればよいのでしょうが、やはり目に触れる範囲でも優劣あるためどうしても下に位置する人間は幸福感が少なくなります。

世界中のより貧しい人をみて幸福感を増すというのも変な感じですが、貧しい国に行き、まわりより裕福に暮らすと幸福が増してしまいます。

幸福感は人の感じ方により決まります。感じるというのは絶対的なものではなく相対的にしか感じることができません。したがって、どうしてもまわりとの相対的な尺度になってしまいます。

レビュー投稿日
2019年6月1日
読了日
2019年6月1日
本棚登録日
2019年6月1日
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