きのうの空 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2003年5月28日発売)
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本棚登録 : 147
感想 : 14
5

新規購入ではなく、積読状態のもの。
2008/8/9~8/10
久しぶりに読んだ志水作品である。昔のハードボイルド路線も良いが、最近のなんというか、人生の重みのようなものを感じさせる作品も、なかなか他の作家にはない良い味をもっている。今回は、さまざまな「別れ」がテーマになっている10作の短編集。家族、友人、恋人、近所の人などそれぞれの付き合いの中で、言えること、言えないこと、後になって気づいたこと。読後感が本当に素晴らしい。私も最近男の子の親になったが、「男親」という作品などを読むと、女の子の親というものに憧れてしまうし、また自分には勤まらないだろうなぁ、とも思う。
 柴田錬三郎賞受賞作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ハードボイルド
感想投稿日 : 2008年8月10日
読了日 : 2008年8月10日
本棚登録日 : 2008年8月10日

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