人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2008年2月7日発売)
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感想 : 38
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フロイトとアインシュタインで往復書簡をしていた際に
(当時ナチスが支配している戦争真っ只中あたり)
「人間を戦争というくびきから解き放つことはできるのか?」
と当時50代のアインシュタインが70代のフロイトに問うわけですわ。
もちろん返答に困るんだけど
「文化の発展が反戦へ、そして平和主義になり戦争終焉へ向けることが出来る」という答え。
そんな精神分析学者のフロイトが書いた著書を更に分かりやすく解説した本。
と言っても小難しい話はちょっとなぁ…でもたまにはこんなのも読んでみるかと思いつつ読んでみた。
タイトル通り「人はなぜ戦争をするのか」って結構直球の疑問。
あぁまぁ確かにそうだよな、なんでだろ?
太古の昔から今現在まで戦争やテロ、内乱が世界各地で全然終わらないのは何で?という
当り前の疑問なのにそこまで考えたことが無かった。
例え絵にかいたようなどんなに正しい善人であっても
人間って攻撃する欲望や衝動って必ずあるってこと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年3月6日
読了日 : 2019年3月6日
本棚登録日 : 2019年2月14日

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