愛と経済のロゴス カイエ・ソバージュ(3) (講談社選書メチエ)

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レビュー : 27
著者 :
みやすけさん 経済学   読み終わった 

お金では買えない価値がある。これこそが、資本主義が見失ってきたものの一つだろう。友達が、「コンビニには愛は売っていない」と嘆いていた一面を思いだした。この文章には、現代の資本主義が見失ってきた、根本が表現されていると思った。人と人が繋がるためには、相手を想いやる心が大切である。しかし、現代の世界で起こっているのは、関係性の「物化」だ。今や親友までもが、自分のステータスの指標にまで成り下がってしまった。いわゆる、親友とは「ブランド」と同じということだ。つまり、親友という存在を持って関係していくという意志ではなく、持って喜んだという完結である。労働者が汗水垂らして生み出すのが、人への想いではなく、あくまでも商品であるという、こういうことが資本主義の問題を増やし、人を病ませていく。ここで大切なのは、給料をもらうことではなくて、給料をもらうことによって、必要とされ、人と繋がっているという充足感である。

レビュー投稿日
2012年3月6日
読了日
-
本棚登録日
2012年3月2日
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