嫌な女

著者 :
  • 光文社 (2010年12月16日発売)
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本棚登録 : 422
感想 : 84
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体温低そうな女弁護士徹子と,その遠戚で対照的な女の夏子。

最初は,徹子の仕事ぶりに違和感を感じる点があって,あまり入り込めない感じでしたが,途中からぐっと面白くなりました。

心に留めておきたいフレーズがたくさんあって,読み終わってみれば,付箋だらけに。

でも,ラストは私はちょっと物足りなかったです。

詐欺師だけど,人に幸せな気持ちも与える夏子。
夏子にぞっこんのお年寄りが,それでも人生のベスト10では一人息子に関わるエピソードばかりを挙げていたというくだりを外出先で読みましたが,ぐっときて思わず落涙しそうになりました。

著者の他の作品も読んでみようと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年3月20日
読了日 : 2014年3月20日
本棚登録日 : 2014年3月20日

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