体温低そうな女弁護士徹子と,その遠戚で対照的な女の夏子。
最初は,徹子の仕事ぶりに違和感を感じる点があって,あまり入り込めない感じでしたが,途中からぐっと面白くなりました。
心に留めておきたいフレーズがたくさんあって,読み終わってみれば,付箋だらけに。
でも,ラストは私はちょっと物足りなかったです。
詐欺師だけど,人に幸せな気持ちも与える夏子。
夏子にぞっこんのお年寄りが,それでも人生のベスト10では一人息子に関わるエピソードばかりを挙げていたというくだりを外出先で読みましたが,ぐっときて思わず落涙しそうになりました。
著者の他の作品も読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年3月20日
- 読了日 : 2014年3月20日
- 本棚登録日 : 2014年3月20日
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