いやはや最高に笑えて馬鹿馬鹿しくて、ちょっとほろりとするお話。無実の罪を着せられて、後宮を追い出された珠麗(珠珠)は後宮妓楼で肥桶番になったが、天来の一途さと賢さとちょっとおまぬけな人の好さで、たちまち周りの人間の心をつかみ、次に貧民街でも与えられた仕事に邁進する。人攫いに逢って後宮に戻るが、早く後宮なんかを去りたい本心とは反対に、着々と周りの信頼を得てしまうのだ。非常に魅力的な主人公だ。敵役の妃姫の楼蘭や太監守長もばっちし悪玉で面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中華ファンタジー 小説
- 感想投稿日 : 2022年1月28日
- 読了日 : 2022年1月27日
- 本棚登録日 : 2022年1月27日
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