徳川家斉の料理番を務める鮎川惣介が、同僚や友人たちの周辺で起こる事件を、料理の蘊蓄を散らばめながら、解決していく。家族や友人・同僚たちにあれこれ思う心のつぶやきがいちいち書かれていて、江戸時代の人の思うこともも現代人と同じようなものだったのかなとふと考えさせられる。徳川家斉が、意外と人心が分かっていたり、ちらっと出てくる滝沢馬琴がめんどくさいやつだったりして面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説 料理番 料理もの
- 感想投稿日 : 2019年7月6日
- 読了日 : 2019年7月6日
- 本棚登録日 : 2019年7月6日
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