理美は、立后式に向け朱西から厳しい皇后教育を受け、立后式で和人に蔑みの心を持つ伊文亮の妨害にもめげず、機転を利かし難しい問答を切り抜ける。
鳳家に出入りする朱西を問いただそうと出かけた理美に伊文亮の凶手が迫るが寸鉄に救われる。寸鉄は大けがを負う。なんと理美の作った料理のにおいで意識を取り戻すが、朱西は既にとんでもないことを企てていた。
とまあ、筋だけ言うと目まぐるしいのだが、それぞれの登場人物の思いが詳細に描かれ、読みごたえがあるのだ。寸鉄の生い立ちも明かされ、その立ち位置も変わってくる。朱西も思い切ったことをする。決して、理美をあきらめていないのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中華ファンタジー 小説
- 感想投稿日 : 2022年2月21日
- 読了日 : 2022年2月21日
- 本棚登録日 : 2022年2月21日
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