三国志を題材にした某ゲームでは汎用武将のカク昭の、陳倉での戦いを描いた話。とても簡単にわかりやすく書かれていたため、アッサリ読み終えてしまった。
寡黙だが、いざとなると非常に頼りになる、いかにも武一辺倒といった男らしさを感じられた。彼に仕える人物もまた、個性的かつ魅力的に描かれている。
ただ残念なのが、わかりやすさを求めたためか、カタカナ語が使われている部分があった点だ。あれのお陰で歴史物特有の堅苦しさは無くなっていたが、軽薄さが出てしまったように思う。時代にそぐわない言葉は使って欲しくなかった。
また、「祁山」などいくつかの漢字が、旧字で書かれた数行後には新字で書かれていたり、となっていた。混乱を来してしまうので、どちらかにきちんと統一して欲しかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年6月3日
- 読了日 : 2013年6月3日
- 本棚登録日 : 2013年6月3日
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