0秒で動け 「わかってはいるけど動けない」人のための

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  • SBクリエイティブ (2019年8月22日発売)
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<関心の輪を広げる>
・思考を「結論と根拠のピラミッド」で考える
・行動や言動、日々の活動を振り返る時間を10分で良いので設ける
・プレゼンの最初の1枚は「大きな目的」にする
・視座を会社目線で考える
・相手の意見を「結論と根拠のピラミッド」で考えて、相手の言葉を構造化して考える。

目指すべき姿
→行動力があり、みんながついていきたくなる人
右脳で一瞬でポジションを取る →結論に紐付けしているデータと事実を用いて一瞬で仮説を述べる →腹落ちしてすぐ動ける、みんなも納得してすぐ動ける →失敗したら軌道修正

「すぐ動ける人」と「動けない人」では、思考・行動に明確な差がある。
現在の自分を作っているのは、過去の行動の積み重ねである。未来を変えたいと思うのならば、今この瞬間から行動をすることが大切であり必要。
やる気があっても動けない。「行動しよう!」という「マインド」とHOW(行動・人を巻き込む)で道筋を作る「スキル」と、そして「アクション(行動そのもの)」がある。行動力のある人は「思い立ったらすぐ行動」→「行動したら振り返って気づきを得る(スキルやスキル、マインドが強化される)」

第一章
すぐ「行動」するためには、①自分なりの結論(頭出しの結論:たたき台)をすぐに着想 ②仮説を組む(すぐにβ版:仮説を組み立てて、検証してもらう) ③自信を持って踏み出す。
仮説の際は①まず「右脳」(自分の直感・感覚)にしたがって仮説をいくつか立てる ②その後「左脳」でロジカルに事実やデータから根拠をまとめて頭出しの結論を出す ③再度右脳に戻り「その結論は自分にとってワクワクする?」「自信持てる?」を検証して、結論と根拠の組み合わせを点検する。
→つまり最初は右脳で、本能と直感に従って仮説を立てる(結論と根拠のピラミッド)
組織が動くためには、根拠が言葉になっていて、説得力があることが重要。「〜(根拠)だから、〜(結論)である」と言ってみて意味が通じるかチェックする。
根拠を考える上では①「大事になりそうなポイント」をあげて、②「その粒感(大きさ、重要度)が揃っているか」を意識する →MECEよりも粒感
※情報の集めすぎは動けなくなる。ある程度で十分。

結論=意思決定

直感を鍛える大切なポイント
・体験
・志
・妄想 →様々な物事について「自分事化」して考えると、様々な仮説が立てられる。
・好奇心

⭐︎「行動できる人」=「仮説を持っている人」

第二章
行動するための考え方 →「コミットメント(約束)と一貫性」(一度コミットしたことと一貫した行動をとらうとする)
更に二歩三歩踏み出すために、振り返りが大事。
その際は
・自分はどういう行動をしたのか?
・その行動にはどんな意味があったのか?
・それを活かして、今日から何をするのか?
→実際の行動を振り返りながら「so what?」を問い、意味を抽出して、教訓としていく

第三章
相手を変えるためには、変わるためのきっかけを与えて、変わってもらう。
※「相手は変わる」とイメージできていないと、行動に力が入らない。ポジティブな方向にはいかない。
そのために必要なことは「毎日のコミュニケーション(ハレとケ)」

人を動かすための議論イメージ
資料の1枚目は共通の目的(大きなゴール)を書いておく。
①「想い」ご伝わるようにストーリーを話す
→「why?」から「so what?」に繋がっていることと考える。why?には過去が必要であり、それが現在と未来に繋がっていくため、このストーリーで右脳の感情的な部分を話すことができる。
②ロジックが理解されるように「結論と根拠のピラミッド」を話す
→対立した意見をいただいた場合、相手の意見も「結論と根拠のピラミッド」にしてみる。その2人のピラミッドを比べて、共通項を見つけて一緒にディスカッションしていく。
③対立点と共通事項を見つける
→決して対立してはいけない、寄り添う(※一対一の場合)。もしくは視座を「会社」にして議論すると、意見が通りやすくなる(対立は考え方の違いではなく、立場の違いであることが多いから)。
→対立の解決方法
①心を開く ②共通の目標を見つける(視座を「会社」にする) ③コミュニケーションの量を増やす
④クロージング

第四章
自分の軸を作る
「志」や「軸」が瞬間的に自信を持っていくための原動力になる。
自分のあらゆる判断を生き様「軸」に照らし合わせて決めていく。軸があれば意見が出てくる。
軸を明確にするには、自分の価値観が形成されて行った過程をさかのぼりながら、「内省と対話」を通じて、価値観を認識して、さらに価値観の中で、自分が意思決定する上で判断基準をとしている自分の軸を言葉にしていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年11月29日
読了日 : 2019年11月29日
本棚登録日 : 2019年11月22日

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