超マイペースで発想が型破りな少女成瀬あかりの武勇伝(?)を崇拝する小学生、父親、バイト先の顧客、観光大使仲間、幼馴染の視点で描いていく連作短篇集第二弾。前作を読み終えてから図書館に予約を入れ、1年1ヶ月後に順番がまわってきた。本当に成瀬という人物が面白すぎる。そして、彼女に触発され振り回される周囲の人々も愛おしい。楽しかった!

2025年5月12日

読書状況 読み終わった [2025年5月12日]
カテゴリ 小説

新しく出来た社内の読書会の課題図書。NYCの病院で救急科の医師として働く中国系移民のアラサー独身女性が、父親の急死をきっかけに、家族や職場の変化を受け止めながら、自分の価値観を再確認していく話。結構私は主人公のジョアンの生き方にとても親和性を感じてしまった。両親とべったりではないところ、異文化の中に身を置いてバランスを取ろうとしているところ、仕事ぶりを評価されても淡々と受け止めているところなど、とても共感する。私も帰国子女だからだと思うけど、彼女の感じている中国の風習とNY人の風習と自分の価値観の微妙な違和感がとても自分のことのようだった。

2025年5月9日

読書状況 読み終わった [2025年5月9日]
カテゴリ 小説

人見知りのテーラーの跡継ぎ青年の代わりに接客を担当し血ももらう契約をした吸血鬼の青年が、古老の吸血鬼の少女の手先に嫌々ながらなって事件を解決していく話の第1巻。巻末に日本の少し不思議な短編も収録。吸血鬼だけでなく、狼男もノームもいる世界線らしい。

2025年5月5日

恵まれない家庭環境の女子高生が、ある夜吸血鬼に身体の中に侵入されたことで人生が変わる話第2巻にして完結編。最後まで絵柄に馴染めなくて、情報を読み取るのに苦労したが、結局は強い絆の話ておさまったので、それは良かった。

2025年5月1日

帝都を守る霊力の高い五家の家の娘が、猩々に汚されて傷モノとして虐げられていたところを別の椿鬼の家系の青年に見初められて救い出される話第7巻。菜々緒の霊力値がかなり高いと分かり、彼女も呪術を習いはじめた先での大江戸花火大会。いよいよ義母がコワイ。

2025年4月30日

フリーのジュエリーデザイナーとして働くアラサー女性が、姉一家の突然の海外赴任で預かる甥共々将棋を始める話第3巻。今回は甥が研修会に入るまでの紆余曲折。たっくんの理路整然とした性格も、ハナちゃんのパッキリした性格もかなり好き。子供の笑顔が一番、本当にそうだなあ。

2025年4月30日

読書状況 読み終わった [2025年4月30日]
カテゴリ コミック

幼い頃に町ごと滅ぼされ母も失った少年が、復讐のために王立吸血鬼騎士団の研修生として吸血鬼退治をしているなか、半吸血鬼の吸血鬼ハンターと出会う話第1巻。悪の吸血鬼集団vs吸血鬼ハンターという構図が最近流行りのステレオタイプながら、なかなかスタイリッシュで楽しいかも。

2025年4月27日

600年生きている吸血鬼の女性が、暇つぶしと血をもらう相手を得るため大学のサークル活動に学籍がなくても参加し数年毎に転々とする話第1巻。東アジア比較文化研究会のメンバーも曲者ながら、十数年前にサークルで一緒だったOGと出会って生き方が揺らぐのが良い感じ。致死量を吸血しないのも優しい設定で好感。

2025年4月26日

両親を失い途方に暮れていた少年ラウルを美貌の吸血鬼ハンターの吸血鬼が拾って愛情深く育てている話第2巻。少年の一途な思いに甘えて楽しむ吸血鬼が素敵。このあしらい方、見てくれは屈強だけど、ラウルって実はまだ12歳〜13歳とかなのかな。

2025年4月24日

秀良子と担当編集さんが、アラフォーを迎え、自分の人生の未来のために、財務や美容や健康づくりのプロに話を聞いて生活を変えようとするエッセイコミック第1巻。美容界隈は知らない話だったので、ひたすら恐るべし。

2025年4月23日

木原音瀬の同名小説のコミック化第7巻。ドラマの撮影のためアメリカに来たアルと暁が巻き込まれたハイジャック事件とキエフによる救出。巻末のキエフのショートがめちゃくちゃ良い話だった。

2025年4月22日

飲み屋で出会った不幸自慢の70代女性と20代女性の同志的な奇妙な友情物語第4巻にして完結編。それぞれの人生のターニングポイント。「待つだけ」の人生から解放された清々しさよ。

2025年4月21日

小国の辺境に住む王子の元へ政略結婚で嫁いで来た姫の奮闘記第2巻。今回は帝都の式典に出席するの巻。素朴な田舎から権謀作術渦巻く世界へ。2人がラブラブなのが救い。

2025年4月20日

まだら荘を拠点に、それぞれの特殊な体質を使い吸血鬼を退治する少女ハンター達の退魔譚第4巻にして完結編。殺してもすぐに再生する兄と何にでも擬態が出来る弟の上位吸血鬼との死闘と、血を分けた姉妹との死闘によっておのれを再発見していく物語でもあった。ラスボスまてたどり着いてないけど、ここで完結らしい。

2025年4月18日

中世ケルンで市警オドが事件を解決していくミステリ第7巻。今回は立て続けに長男の嫁と次男の嫁が亡くなったことに端を発した豪商の家庭内で起きた密かな復讐譚。表面上のミステリーが生んだ疑心暗鬼が推理の迷走に繋がる構造にうなる。面白かった!

2025年4月17日

読書状況 読み終わった [2025年4月17日]
カテゴリ コミック

客が来ない変な雑貨屋を譲り受け売上がなく困窮しているアラサー独身女性のもとに、80歳の老婆が押しかけ拾われて居付いて巻き起こす騒動記第一巻。お婆ちゃんがファンキー過ぎる(笑)。

2025年4月15日

読書状況 読み終わった [2025年4月15日]

アラサー独身少女マンガ家が、姉夫婦が突然交通事故で亡くなったことで5歳の姪を引き取ることになって子育てに奮闘する話第三巻。子育てを協力してくれるお隣さん2人と気持ち的にも急接近の巻。音色ちゃんが天真爛漫過ぎて可愛い。

2025年4月14日

読書状況 読み終わった [2025年4月14日]
カテゴリ コミック

地図にない架空の街ニシオギに関わる人々の少し不思議な日常を描いた短編集。怪異に対してポジティブな受け止め方をする人物が多いのが良い。

2025年4月12日

坂上田村麿と阿弖流為が子供の頃に出会って一冬一緒に過ごしたという設定の歴史物第2巻。多賀城の叛乱により族長となった阿弖流為と、山部王の侍従になった田村麻呂と。しかし伝説通り、田村麻呂がめっぽう強くて気持ち良い。

2025年4月6日

実際にあった結婚詐欺殺人事件をモチーフに、女性週刊誌記者が東京拘置所に拘留されている犯人と面会し取材を進めるうちに、犯人の考え方に影響され、自分のアイデンティティが揺らぎ始める内容。旧来の「女性らしさ」に対する世間の呪いとどう付き合うかによって人生が違ってくる話でもあった。

2025年3月30日

読書状況 読み終わった [2025年3月30日]
カテゴリ 小説

うつ病治療中の夫と漫画家の妻の家にやってきた子猫の朔太郎との生活を描いた実録マンガ下巻。朔太郎が猫エイズにかかっていることが分かった一方で、再就職先を探して地方移住を決意して引越すまで。泣いた。

2025年3月30日

読書状況 読み終わった [2025年3月30日]
カテゴリ コミック

うつ病治療中の夫と漫画家の妻の家にやってきたボロボロの野良の子猫を迎え入れ、朔太郎と名付け世話し始めた実録マンガ上巻。世話をしていくうちにどんどん可愛く愛らしくなっていくのが素敵。

2025年3月29日

読書状況 読み終わった [2025年3月29日]
カテゴリ コミック

アイドルダンスグループのダンサーだった少年が、ステージの事故で火傷を負い、芸能界を引退したタイミングで能に出会い、宗家の長男の能楽師に才を見出され能楽を学び始める話第一巻。日常生活はポンコツで不器用ながら、身体能力とセンスを備え、真面目一徹な主人公がいい感じ。宝生流が全面協力しているのも好感。

2025年3月29日

読書状況 読み終わった [2025年3月29日]
カテゴリ コミック

加門七海が実際に体験した神様、幽霊、狐狸妖怪の類との接近遭遇エピソードをコミック化した連作集第3巻。今回は比較的日常の怪談系。感覚が鋭い人は大変だけど益もあるのだな。

2025年3月28日

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