人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)

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本棚登録 : 594
レビュー : 56
著者 :
gudonさん 新書   読み終わった 

「美しい」がわかる人と、分からない人。

「美しい」を実感するということは、「シンボリックに自分を語ってくれるものを発見する」ということで、それは理解されない孤独を癒す友達のようなものである。
 そして、そもそもの始めに「美しい」を実感するためには、他者の愛情という「豊かさの力」が必要である。

 しかしながら、人は「孤独」という「自由」に安住することなく、成長=自立に向かわなければならない。センチメンタリズムなどという言葉で孤独からの脱出をひとたび放棄(=時間の囚人)してしまえば、それは「美しいをわからない」ことなのだ。

「美しいを実感すること」は敗北を知ることに似ていて、その「実感」の先には「他者に対する敬意」がある。
「美しい」は、「存在する他者を容認し、肯定すること。」
注がれた愛情が「美しい」を生むのだとすれば、そういう気持ちで日々を過ごしたいものだと思う。

レビュー投稿日
2014年1月6日
読了日
2014年1月6日
本棚登録日
2012年10月3日
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