羊飼いと小説家の二足のわらじを履いていた河﨑さんが、羊飼いになろうと思ったきっかけから、肉体的にも精神的にも追い詰められて羊飼いを廃業する決断をするまでを振り返る回顧録。
文章のうまさは保証付きだし、家族や先輩に支えられて無事に羊飼いになるまでの顛末も楽しい。この人の作品には動物のリアルな解体シーンが登場するが、経験に裏打ちされたものであることがよくわかった。
骨太な作品は骨太な作者から生み出されていたのだった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年11月9日
- 読了日 : 2024年11月9日
- 本棚登録日 : 2024年11月9日
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