これから今作を読もうと思ってて、本編読む前に後書き読んじゃう派の方にアドバイス(OvO)
絶 対 に 本 編 の 最 後 の ペ ー ジ を 見 て は い け ま せ ん。
後書き目指してパラパラしてたら、ネタバレしてしまう可能性があります(OvO)お気を付け下さい…
国名シリーズは発刊順に創元推理文庫で読んだのですが、何故かフランスだけは未読だったんですよね〜何でだろう…
そんなわけで、ようやくシリーズ制覇\(^o^)/何年越しやねん
読者への挑戦状の後に一晩推理してみたのですが、今回は全然駄目でしたわ\(^o^)/かんぱーい
一つ一つの痕跡を丹念に拾い上げて、くどいぐらいにじっくりコトコト検証するエラリーに途中もどかしさを覚えましたが、まあ通常運転ですよね(笑)。
今回の死体は、真昼のショーウィンドウの中、イベント開催中に壁から突然死体が転がりでてくる、という非常にセンセーショナルな登場の仕方なのですが、その後の捜査はといえば…打って変わって地味〜(OvO)
事件現場や被害者のアパートメントをホロホロ動き回っては、勿体ぶった言い回しでクィーンパパや警察陣をからかうエラリーったら、若いわあ…。
種明かしでは、【喉を痛めて声が出ないクィーン警視の代理(笑)】として推理を披露するエラリーの論理が光ります。
既に捜査陣の中では周知になっている事実を、容疑者候補達の前で説明する(つまり読者も既に知ってることを改めて説明されるっていう手間!)わけですが、この順序立てて推理を展開していく論理性が相変わらず見事です。
二三、【被害者が取った行動としては蓋然性に乏しいと思われる点】も見られましたが(口紅の件とか死体移動のくだりとかね…)、これくらい許容範囲よね!と大らかに構える位には贔屓を自認してます←←←
デパートのショーウィンドウに突然現れた死体。デパートの社長の妻の変わり果てた死体は、何故か口紅が塗り掛けの状態だった。
犯人が残した(あるいは残さなかった)証拠をもとに、エラリーが犯人を指摘する!
- 感想投稿日 : 2013年4月29日
- 読了日 : 2013年4月29日
- 本棚登録日 : 2013年4月29日
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