夜の床屋 (創元推理文庫)

3.34
  • (45)
  • (154)
  • (210)
  • (60)
  • (11)
本棚登録 : 1313
レビュー : 203
著者 :
めえこさん ●推理小説(国内)   読み終わった 

一見、関連のないように見える幾つかのエピソードが、実は全て繋がっているーーという手法は、ミステリでは珍しいものでもありませんし、昨今ではベストセラーの中にも散見されますね( ^ω^ )伊坂作品とか、イニシエーションラブとか( ^ω^ )

謎の部分だけを抜粋すると、「日常の謎」がテーマのようにも当初は思えたのですが、読み進めていくとどうもいつもの日常ミステリとは勝手が違います。
一見、微笑ましくも見えるミステリの裏に秘められた、恐ろしくも哀しい真実達。
それらが少しずつリンクしていく後半、この小説は一体何なのか?という帯の言葉通り、冒頭と着地点の世界観があまりにかけ離れていることに、茫然としました。私、なんかよう分からないけど、すごいの読んだのかしら?!みたいな←

上記に書いた「名状し難い世界観」の他にも、外せないのは「探偵の不定着」でしょうか。七編中六編に出てくる青年が主役=ホームズ役かと思いきや、他の作品ではワトソンになり、傍観者になる。そして最後は、神の視点に立ち、混乱する読者に真相を開示するのでした。うーん、なんかうまく説明できないけど、私、すごいの読んじゃったんではないかしら?!←←

とにかく、オススメなのです( ^ω^ )最近の短編はアタリ多いなあ〜嬉!


◎夜の床屋…深夜の理髪店に突如ともった明かりの謎。

◎空飛ぶ絨毯…寝ている間にベッドの下に敷かれていた絨毯が消えた謎。

◎ドッペルゲンガーを捜しにいこう…少年達は、何故ドッペルゲンガーを追跡するという奇妙な謎をついて青年を騙そうとしたのか?

◎葡萄荘のミラージュⅠ,Ⅱ…葡萄荘に隠された秘宝の謎。

◎『眠り姫』を売る男…監獄の中で起こった殺人事件と、犯人の正体を知る囚人の語るフェアリーテイルの謎。

◎エピローグ…全ての物語が一気にリンクする、驚愕のラスト。

レビュー投稿日
2014年7月22日
読了日
2014年7月22日
本棚登録日
2014年7月22日
4
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『夜の床屋 (創元推理文庫)』のレビューをもっとみる

『夜の床屋 (創元推理文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする