本屋でふと目に止まりそのまま購入。著者は米国でCDベイビーという企業を創業した方。
感想。良かった。こういう話を聞いておくと、幅が広がる。著者も言ってるが、何か絶対解を教えてくれるわけではなく、僕はこうした、というもの。読んでて面白かった。
備忘録。
・起業の究極の目標は幸福だ。利益やサービス開発や自己実現も。全ては自分や顧客を幸福にすることだ。
・ビジネス書に分類させると思うこの本の前書きで、ズバッとくるメッセージ。「今を生きる上で大事なものは何か。友人だ。金がなくとも、健康に問題があっても、友人がいれば幸せになれる。金があっても健康でも友人がいなければ幸せにはなれない。家族も恋人も関係が長く続けば友人のようになる。」
・ミュージシャンとしてそれなりに成功した著者が、ふとした縁から、CDの夢の流通契約を考え、それを実現したら会社ができて、大成功した。
・「成功とは、改善と発明を繰り返すことによってもたらせる。うまくいかないことを繰り返してもたらせるものではない」。その通り。
・「それは、顧客により良いサービスを提供することに繋がっているか?」という判断基準。事業拡大、資金調達、社員の昇格とかとか。顧客にとって最善か?と考えたらと。
・起業するうえで「お金がないから始動できない」は要注意。思うだけと、行動に移すかは大違い。金がなくてもできることはある。むしろ金がなければ、金がないなりにお客様にどのように貢献するかを真剣に考える。
・シェア型ビジネスや、事業共創では、自分が既に持ってることで人々が欲しがるものは何かを考える。その何かをシェアしてあげる。
・ビジネスとは、アイデアと実行力の掛け算。1ドルのアイデアでも2,000実行すれば。とか。
・悪いサービスはセコさから生まれる。
・意思決定理由を社内に説明することを繰り返し、それが行動規範になり、組織が回り始めた、と。
- 感想投稿日 : 2024年8月5日
- 読了日 : 2024年8月5日
- 本棚登録日 : 2024年8月5日
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