AIに対しての武器としての運の技術という、魅力的なタイトルに惹かれて購入した。

まず、全体を通して、あらゆる場面で矛盾と事実誤認が散乱している。抽象的な話題も多い。矛盾については、あとがきにそれが意図的であることを記述しているが、それを抜きにしても、見過ごせない粗があまりにも多い。

次に、具体例と結論が結びついていない。引用されているエピソードや人物譚が、著者の主張に直結していない。

それに、「開運の方法」というものも、スピリチュアルな要素はほとんど見られないが、啓発的なものであり、1年次の経済学部の講義レベルである。

また、AIについての記述も非常に少なかったから、タイトル詐欺の感が強い。AI時代へ突入したことで何か変革すべき人間生活については全く語られていない。

最後に、結論はすべてあとがきに書かれている。ここを全面に押し出して記述していただけたなら、私は十分満足していただろう。

まとめると、非常に初歩的な啓発書ということであり、啓発書の入門書としては進めることはできる。しかし、本書のサブタイトルにあるAIについての記述があまりに少なかったのが、残念で仕方ない。

本書に記述されていた、「褒める所を探す」という開運方法が実践できていない感想になってしまった。これからの生活の中で、身につけたい。

2018年6月20日

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前半・中盤は、学校教育に対する独学の優位性、具体的な独学ツール紹介(非常に参考になった)。
後半は外国語学習の重要性、AIの台頭と知識の必要性

学校教育に対する痛烈な批判がされているが、それに対する対策・対案も是非聞かせていただきたかった。

2018年6月18日

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読書状況 読み終わった [2018年6月18日]
カテゴリ ビジネス書
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今となっては、筆者は経歴や出自が虚構であったことが発覚している。中国との国交正常化と共に現れ、70年代の反日的思潮の一翼を担ったこの不審者は一体何が目的であったのか。謎は深まるのみである。

2018年2月16日

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今となっては、筆者は経歴や出自が虚構であったことが発覚している。中国との国交正常化と共に現れ、70年代の反日的思潮の一翼を担ったこの不審者は一体何が目的であったのか。謎は深まるのみである。

2018年2月16日

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誤報である朝日新聞の記事を元に書かれた本。つまりは捏造を元に書かれた本である。当然、読む価値はない。しかし、注目すべき部分は別である。

慰安婦に関する英文文献がほとんど存在していなかった90年代、この書は相当数の欧米記者が参照していただろう。この書から、慰安婦の「強制連行」のイメージが欧米記者たちの間に定着したのだ。朝日新聞からこの書。この書から欧米記者へと、捏造された歴史が認識されていったのである。朝日新聞は国内への謝罪も中途半端だが、捏造記事の影響は間接的であるとしても海外で流布された事実がある以上、海外へ向けた謝罪が求められる。

いわゆる慰安婦問題について、朝日新聞の罪深さを改めて実感できる一冊である。

2018年2月16日

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清水書院の「人と思想」シリーズは、前半で書名の人物の人生や為人を紹介し、後半でその思想を解説するという形を取られている(らしい)。本書でもそれに準じた手順で書かれている。

前半でキルケゴールの為人を知った後だと、起源・経緯からその思想が頭に入ってくる。しかし、著者のキルケゴールに対する称賛が多かったようにも思った。だが、著者も言うように、私もキルケゴールは現代でも通じる思想を提示しているのだと感じた。

著者は前書きで、本書を読んだ者がキルケゴールの著作を実際に読むことを望むと仰っている。その言葉通り、後半の思想の解説では、キルケゴールの著作に基づく形となっている。
キルケゴールの為人や実存主義に興味があっても、どの書から手をつけたら良いのかわからないという方に、うってつけの本だと思う。

2018年8月19日

読書状況 読み終わった [2018年8月19日]

渡部昇一氏の名を借りた詐欺本という感が否めない。


第一部までは、渡部氏とシュタンツェル氏のQ&A形式である。シュタンツェル氏の論に多少の疑問があるものの、渡部昇一氏による反論で昇華されており、天皇という存在についての再確認ができるものである。


問題は第二部だ。なんと第一部で渡部氏に否定されたはずの論が復活しているではないか!「天皇制」という言葉の連呼、八月革命説、護憲論が大部分である。

まず前書きで、万世一系の天皇は、国体の根幹であり、国民統合の象徴であるという事実があることを記述しているが、本文にはこう続く。

「皇族と結婚する一般人は、(中略)「象徴」としての立場を受け入れていくのであろうか」
「国体は(中略)帝国主義的かち植民地主義的に振る舞いはじめた当時の日本の政策を、イデオロギー面から正当化する目的」
「万世一系は創作である」

ここまで読めば、シュタンツェル氏の論旨は理解できるだろう。私はこれ以上は書きたくない。
他にも、引用される日本の歴史が誤っており、伝聞の形でそれの追及を避けようとしているのが見受けられる。

また、第二部はドイツで出版されたものの翻訳版であるとのこと。ドイツで誤った日本の文化・歴史が流布されていることを考えると、暗澹たる思いである。


この対談後に急逝された渡部氏が無念でならない。自分が主となる本の半分を、このような論旨で埋められるとは...

2018年2月9日

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読書状況 読み終わった [2018年2月4日]

非常にわかりやすかった

2018年1月30日

読書状況 読み終わった [2017年12月31日]
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