五篇、実際にあった犯罪をもとに書かれており、薄ら寒い思いで読み進めた。罪を犯す者の性質・境遇が決して他の人とかけ離れたものではなく、その数奇な運命が私の傍にもあるような気持ちがして、面白かった。
解説に中上健次の『千年の愉楽』との比較があり、その考察が興味深かった。中上のこの小説は未読なので読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月23日
- 読了日 : 2023年9月23日
- 本棚登録日 : 2023年9月23日
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