絞め殺しの樹 (小学館文庫)

  • 小学館 (2024年4月5日発売)
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本棚登録 : 172
感想 : 5
5

『ともぐい』で痺れてファンになりました。
一気に一日で読み終わりました。
激動の昭和を駆け抜けて生きたような日曜日になりました。

同じ北海道の桜木紫乃さんの『ラブレス』みたいな感じかな、と思って読み始めたら…
あれ、かわいそうな時代はあっという間で、案外トントンでミサエ、幸せになるんじゃないのー!と思ったら、それこそが暗転の入り口でした…。
えー、なにごと!!
とまんねー!!

河崎秋子さんは自分と同年代なんだけど、何回も生まれて死んだかのよう。
よくこんな人間の業、生と死を描けるなあ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年6月30日
読了日 : 2024年6月30日
本棚登録日 : 2024年6月30日

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