すらすら読める。人物はとても魅力的。トリックはそこまで巧妙なものではなく、途中で気づいてしまった。それでもラストのストーリーの加速には驚いた。

2014年3月23日

読書状況 読み終わった [2014年3月23日]
カテゴリ ミステリ

「そして二人だけになった」日常生活でふっと使ってみたくなるセリフである。けど通じる人はきっと少ない。それだけが残念と思わせるドキドキする素敵な一冊。

2014年3月23日

読書状況 読み終わった [2014年3月23日]
カテゴリ ミステリ

短編集なので、どうしても読みやすい半分、ストーリーは深みに欠けると感じてしまう。【スパイ】【軍人】【陰謀】と魅力的なキーワードはたくさん。それなりには楽しめたが、傑作と称するには何かが欠けていると感じた。これは全能なヒーローよりも哀傷な挫折者の方が好みだという個人的な問題かもしれない。

2014年3月23日

読書状況 読み終わった [2014年3月11日]
カテゴリ スパイ小説

一時的な精神異常が来された恐ろしい一冊。幻想小説の優雅な文体で映し出された世界にはオレンジの仄暗い光が静かに覆い、目を細めてそれを眺めていると酩酊にも似た脳裏を溶かす感覚に染まる。

2014年3月23日

カテゴリ 短編集

ニーチェについての説明がわかりやすかった。

2014年3月23日

読書状況 読み終わった [2014年3月5日]
カテゴリ 新書

登場人物それぞれの描写は生き生きしていたが、どの人にも感情移入ができず、また強引な部分を感じた。
ストーリー自体にも不自然さを覚えた。主人公(?)の取捨選択や出会ったばかりの女性に向ける感情には違和感以上の嫌悪すら感じた。
全編において、カルト団体の大始祖である男、丸尾の独特な哲学や、丸尾と清美の関係が一番興味惹かれるものに思えましたが、あれほど描写にページを割いていたのに、中途半端で突飛的な結末は失望させるものだった。
読みやすくて、一気に読み切ることはできたものの、洗練された話には思えなく、どこか垢抜けない印象を受けた一冊だった。

2014年2月12日

読書状況 読み終わった [2014年2月12日]
カテゴリ ミステリ

そこに筋書きなんてないのに、ホールデンの語りに思わず耳を傾けてしまった。言ってることもしてることもめちゃくちゃで、社会に刃向かってて、矛盾だってあるかもしれない。でも、なぜか彼をキチガイとは思えない。その孤独や劣等感や焦燥感に共感してしまう。原作も読んでみたい。

2013年9月2日

読書状況 読み終わった [2013年9月2日]
カテゴリ 外国文学

澁澤文学を読むと、よくわからない欲望が満たされるのを感じる。

本作はいくつかの怪談からなる短編集である。どれも耽美的なものであり、文字の行間を追うと、花の香りにも似た濃厚過ぎる芳香が漂ってきそうだ。

2013年8月5日

読書状況 読み終わった [2013年4月9日]
カテゴリ 短編集

話は巧妙に構築されていて、思わず敬服するものだったが、シズカという女性にあまり魅力を感じることはできず、淡々と描写されたストーリー自体には物足りなさを覚えた。

2012年10月13日

読書状況 読み終わった [2012年10月13日]

菊子さん好き。彼女のようでありたい。

2014年2月4日

読書状況 読み終わった [2013年4月9日]
カテゴリ 純文学

古本屋で見つけた。薄汚く汚れた本の帯には「警告」などと書かれている。世界地図の図法がタイトルで、猟奇的で気持ち悪いイラストが表紙。目次を捲ると、インテリでエキセントリックな短編タイトル。これは確かに脳みそに容赦なく刺激と興奮を与えるもので、低俗ながらエンターテイメントとしては最高の一冊だ。

2012年10月13日

読書状況 読み終わった [2013年7月19日]

少し変わった中学生の日記だ。それとも世間の男子中学生は大体こんなものか…そんなこと私にはわからない。
たが、身近にこんなやつがいたら、きっと友達に成りたいと思うに違いない。たとえ、その日記がエンターテイメントとしてイマイチ面白味に欠けるとしてもだ。

2012年10月13日

読書状況 読み終わった [2012年10月13日]

世界には悪とか道徳とかが入り組んでいて、複雑で手のつけようがない。悪だから必ずしも悪いことではなく、道徳が必ずしもよいことではない。だから、どうしようもない思いが、行き場のない欲望が、善と悪の葛藤が細長く伸びた蔓みたいに、人々にきつく絡みつき、締め上げていく。

耐えきれず悲鳴を発して、血を流し、精神を狂わす。まともになれるように、労働に励み、知恵に縋り付き、日常に規則を作り上げていくことで正常を保つ。

そんなギリギリの状態でも誰かのことを大切に思い、もしくは大切に思うことに縋り付いているだけかもしれないが、人間に純粋な悪はあり得ないのだと知る。

我慢して、生にしがみついて、みっともなくもがいて、小さな幸せを追い求めて。社会における普遍的な善とか規則とかは無視すればいい。閉鎖された空間の中で、何年も時間が経ったあとに、同じ景色を眺めながら今の自分と違う心境で思いに耽られたらいい。

2012年7月13日

読書状況 読み終わった [2012年7月13日]
カテゴリ 純文学

読み終わったのは随分前のことだ。読み終えても、私にはどうしても感想を書けなかったのだ。このような作品は他にもあるのだが、敢えて本作について触れようとしたのは、恐らく自分の逃げに気がついたからでしょう。

このような作品は私的読書史においては恐らく初めてだ。

ゆっくり恋をする。静かに純粋に。もしかしたら何処かで本当に起きているかもしれないストーリー。こんなお話が男の子同志のストーリーである必要はあったかどうかは重要ではない。むしろ、きっと、そんなことですら重要でなくなるのが恋愛というものだ。

繊細な絵柄に青春そのものであるような個人的なストーリー。それだけで、私は驚くほど胸いっぱいに甘酸っぱい気持ちを覚え、面映く、ページを捲る度にドキドキし、二人を応援したくなった。

「ゆっくり恋をしょう」。そんな恋も悪くない気がした。

2012年10月13日

読書状況 読み終わった [2012年6月27日]
カテゴリ 漫画

ここまで救いのない話は珍しい。けど、これはきっとハッピエンドであるに違いない。ごちゃごちゃした憂鬱な世界でやっとのことで導き出された、光をもたらす回答であるに違いない。

2012年6月17日

読書状況 読み終わった [2012年6月12日]
カテゴリ 純文学

悪人を法律が裁けないのなら、処刑人が神の名の元において裁けばいい、という極めてシンプルで痛快なテーマだ。その是非を問う前に、とにかくカッコいいのだ。
なるほど、悪に対抗するには絶対悪が必要だとひとつの可能性を与える。

2012年3月31日

読書状況 観終わった [2012年3月25日]
カテゴリ 映画

シリーズ一作目と比べて、完成度が落ちた気がします。

空間が大きくて人が多い分、安心感が生まれて、さほどのショッキングさは感じませんでした。

2012年3月11日

読書状況 観終わった [2012年3月11日]
カテゴリ 映画

一日という短いスパンを直線的時間軸に沿って描いている。
一日の日の明るさの変化を上手く利用していて、朝の光が差し込むレストランでは想像し得ない姿で夜の街で一日が終わりを告げる。

映画の紹介を見ると、新米刑事と悪徳警官の訓練日を描くとの説明が多いが、「悪徳刑事」というキーワードがすでにネタバレである気がする。
そんな予備知識もなにもない状態で本作を鑑賞したが、感想を語るには重過ぎるストーリーだった。

2012年3月11日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2012年3月11日]
カテゴリ 映画

何度観てもカッコイイ作品です。センスのいい音楽と暴力のマッチ加減が絶妙。アメリカン的ユーモアセンスも素敵。

人がバタバタ倒れますが、気分が重くなることはほとんどなく、逆に笑いが止まりません。R指定が付いてますが、その理由が良く分からないほど健全な映画です。落ち込んでいるときになど観るとよいでしょう。

登場人物の多さに理解できない心配も危惧のままで終わり、ガイ・リッチー監督の構成力の高さに脱帽です。

2012年3月11日

読書状況 観終わった [2012年3月5日]
カテゴリ 映画

10巻で完結する作品。薦められて読んでみました。自分では恐らく永遠に手を出すことのない作品。

エログロが主な作調ですが、歌舞伎町を舞台としていて、闇社会に生きる者達が好き勝手やっているわりには警察が出で来ることはなく、中盤からドキドキ感もなく、「どうせ・・・」という感じになりました。

そのことから、人物に感情移入することなく、全てのことの計画者と同じ視点で、観察者として結末を楽しむことができたので代えって良かったです。

残虐描写はもう少しタッチが繊細の方が好みかもしれません。

2012年3月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2012年3月5日]
カテゴリ 漫画

耽美とはこのような世界を指すことでしょう。
美とは、恋とは何かについて、考えさせられるというよりは、このような美しい世界観もあることを垣間見ることが出来た気がします。

2012年3月11日

読書状況 観終わった [2012年3月2日]
カテゴリ 映画

私の10代をイメージに抽象化し、さらに具現化するとしたら、それは洒落た都会の街・洗練された生活・甘酸っぱい青春美談で構成されたアイドル映画のようになるわけもなく、本作のような世界に近いものになるだろう。
薄汚れた雑乱とした町並み・さまざまな臭いが染みこんだ周囲の人々・無知がゆえの気まずさや歯がゆさ・性的なイメージに対する執拗なほどの病的妄想・猥談雑笑。それらの断片を主観かつ非論理的に繋げたものが本作だ。見ていると不愉快な感情がコトコトと底から湧き上がって来る。いたたまれなくなり、目をそらしたくなる。けど、それが真実なのだ。自分という人間を振り返ったときにも私は同じ感情を抱くようになる。人に語り、自分で陶酔できる花の匂いがするような時間を私は持っていなく、平凡で苦痛や煩悩に満ちた歳月が積み重なり、今の私がいる。
これは青春映画である。90年代生まれの私にはそう言わざるを得ない。70年代の混沌した未開化な町並みを私は知らない。空想でファンタジーだ。ただ、少年の抱く人力飛行機の夢や都会に対する憧れ、その映画の中で構築した非条理に満ちた世界は私にとっても現実味を帯びるものだ。

2012年3月11日

読書状況 観終わった [2012年3月1日]
カテゴリ 映画

とてもよく出来ていて、エンターテイメントとしては申し分ないすばらしさでした。

所々に手作り感溢れる感じがまたとてもいいです。
一つの部屋に二人プラス一つの死体が閉じ込められていて、そのシンプルな所からストーリーが展開していくため、いっそう興奮感や緊張感が増しました。

残虐描写はそれほどのものでもありませんでしたので、少しでも興味がありましたらぜひ見てほしいと思います。

2012年3月11日

読書状況 観終わった [2012年3月1日]
カテゴリ 映画

従来の映画の一般的な形式である―物語を演じるもの〈役者〉とそれを鑑賞するもの〈観衆〉の両者が存在するのに対して、ハンディカメラというツールを通して、加害者や被害者・傍観者や経験者、主観者と客観者、そして破壊者と逃亡者、とに実に多くのポジションが生まれる。また、それらの存在はムービーを見るものが存在し、それらを定義づけることにより可能になったことから、今まで鑑賞するとう役割のみを持っていて、いわば映画という娯楽を消費しているのに過ぎなかった観衆は、否応なしに実証者とう役割を与えられ、物語に引き込まれて行く。
本作は終始、記録することを意識しており、記録映像を見るひとを意識して登場人物は撮影を続ける。小説にしたらきっと二人称になるに違いない。というほどメッセージ性の強いものだ。愛し合う二人の行く末を主軸に物語は成り立つことが可能になり。その一方では、一人の女性だけが助かったかもしれないという物語としての不純性がリアリティを増し、記録映像としての作りこみを完成度高いものにしている。
また、自由の女神の上半身が破壊され、市街地の墜落するシーンがあったが、アメリカでは国家の崩落にしばしば自由の女神の破壊が象徴的に使われているような気がして、実に興味深い。
都市が破壊されることに、一部の人は強い情念を持っているようだ。それが何の象徴になるか、またそのルーツがどこにあるのか、私には分からない。それは暴力によって生まれる不協和に対する憧れか、それとも現在ある秩序なに対する不満か。または、やがて今の文明の繁栄も廃れて行くのではないかという素直な不安か。

映画をミステリーとして観るとまた違う視点から考えることができる。隠された伏線が繋がったときは衝撃を受けました。

2012年3月11日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2012年2月25日]
カテゴリ 映画
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