水たまりの中から忍び寄る異界の住人たち…
作者の天沢退二郎さんは、宮沢賢治と中島みゆきとアンリ・ボスコ(仏の作家)がお好きな、作家、詩人、仏文学者、翻訳家、宮沢賢治研究者というたくさんの才能を持っていらっしゃる方。
そんな彼が、「水」をモチーフに、小学生の子供たちが活躍する冒険小説を書いたのが本書。
水たまりの向こうにある逆さまの世界…
そこに住む《水の悪魔》と戦うことができるのは、唯一「光車(ひかりぐるま)」と呼ばれる存在だけ。
同級生の3人はすでにモンスターになっている。
一刻も早く、”光車”を探し出すのだ!
固定電話とか近所付き合いとか、設定は少し古めの日本ですが(初版が1973年)、その内容にはドキドキワクワクしました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本人作家
- 感想投稿日 : 2009年12月12日
- 読了日 : 2009年12月12日
- 本棚登録日 : 2009年12月12日
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