わたしが正義について語るなら (未来のおとなへ語る)

  • ポプラ社 (2009年12月1日発売)
3.88
  • (13)
  • (27)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 160
感想 : 42
4

あんぱんまんの作者やなせたかし さんの自伝のような正義論、やなせ氏は第二次大戦に従軍し、「天皇のために忠義をつくし」「聖戦だとおもっていた」正義が逆転してしまった経験から、「逆転しない正義は献身と愛だ。」と考えたという。(その体験からアンパンマンは生まれた。)
しかし、オレとしてはそのような正義概念さえ、他の人間の考える正義と議論し、戦うことにより社会的に形成されるのが正義ではないのか?と思う。
それはそれとして遅咲きの漫画ヒットとなった「アンパンマン」とやなせ氏の人生は味わい深い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学・思索
感想投稿日 : 2014年9月7日
読了日 : 2014年9月7日
本棚登録日 : 2014年9月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする