短編集3+1という構成です。
それぞれの主人公はそれぞれ生きづらさを抱えた人たちです。
1つ目は分かりづらいと思いますが、動物を飼っているのに
健康状態をチェックしないなんてのはクズ中のクズです。
話の中では許された感じになってますが怒りを覚えるレベルです。
その後は、いわゆるひきこもり・無気力で嘘つき・いわゆる老害と続きます。
ただみんな善人で前を向くことは忘れていません。

そこにふんわりとペンギンと赤毛の青年(なくしもの係)が
妖精のような空気感をもってよりよい未来へと誘導してくれる。
最終章ではその妖精達も現実としっかり交わりハッピーエンド。

読後感は少し物足りなさも。もしかして対象年齢は低め設定なのかも。
ただペンギンと守保青年の存在と柔らかな空気感と情景の美しさが
きらきらとしていて癒やされます。

2021年4月14日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年4月14日]
カテゴリ 国内小説

ミステリではないですがやっぱりクリスティ。
あらすじ読んだだけでは主婦のつまらない繰り言が続きそうで敬遠してたけど
本当にその通りの流れなんだけど、先が気になって止まらない。

始めは好印象のジョーン。しかし段々鼻につきはじめ途中からは完全に嫌な奴へ。 しかし自分はジョーンではないと言い切れないことに気付き、こちらも沙漠に
放り込まれてしまう。
反面ロドニーに対しては聖人かって尊敬すら覚え始める。 

最後はロドニーに赦しを乞うも無駄に終わるのか、それとも勇気を持って
離婚になるのかと思っていたらまさかの元の木阿弥。
しかもロドニーもそれに満足している様子。
ここに来てロドニーにも落胆させられる。

結局少し心にトゲは刺さっているもののお互い今の生活に満足している
平凡な似たもの夫婦という爽やかさの欠片もないオチ。
世間にはごまんといるであろう夫婦です。
そこに戦争前夜の影も落とされ読後感は暗め。
なはずだけど、何故か妙に明るい気持ちになれた。
いい作品読めたっていう満足感からかな。多分。

2021年3月31日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2021年3月31日]
カテゴリ 海外

Kindleのセールで激安になってましたが、これは一生ものの本ですね。
作品毎に評価がつけられていますが、私とは好みが違うようです。
しかし付箋を貼りながら緻密に読みこむ知性派とグダグダとビール等を
飲みながら読み、バターたっぷりのマフィンという単語だけで
興奮できる私とでは違って当たり前か。
既読作品では解説を楽しみ、未読のものは興味をそそられ。
計算されつくされたパーフェクトなクリスティのガイド本。

2021年3月31日

読書状況 読み終わった [2021年3月31日]
カテゴリ ミステリ海外

痛快。
途中何度も笑いました。
ハセガワノブコ嬢は仕事もできるし、見た目も結構美人なのでしょう。
オタクの集合するお宅も服もセンスいいはず。
そういうのを当然としながらも本人はマンガやアニメしか見ていないという。
オタク界隈の登場人物もみんな人としては一流。
そんなみんなの楽しい日常。
好きなものがあるっていいよね。

結構少女マンガ的な展開ですがそれでいいです。
この本読んで暗くなりなくない。
ただ男(オタク友達)はきっちり描写されてるけど
女性陣(特に会社の同僚)はほとんど描写がなく
区別がつきにくく、そこだけは読みづらかったかな

2021年3月14日

読書状況 読み終わった [2021年3月14日]
カテゴリ 国内小説

さっと読める短編です。
恋愛小説とのことですが、個人的には人と人とのつながりに切なくもいとおしい気持ちになりました。
読後は宮沢賢治の銀河鉄道の夜を思い出すような
透明感と清涼感と寂寥感と。
派手さはないもののデトックスされるような
さらさらとした良作でした。

2021年2月12日

読書状況 読み終わった [2021年2月12日]
カテゴリ 国内小説

法医学ミステリ。キャラクターもありがちですが
しっかりたっていて、主人公含めみんな好感度高め。
特にキャシー先生が際立っていいですね。
クレバーで愛嬌があって日本語のレベルが謎すぎて笑

ストーリーもしっかりしていて、すいすい読めて
しっかり没頭できて途中何度か涙が出そうなことも。
安心して入り込めました。
ただ個人的にどうしても解剖シーンが苦手です。
特に第一章は読むのをやめようかと思ってしまいました。
結果的には我慢して読み進めてよかったのですが。

なのでこのシリーズはもう読まないかもしれないですが
中山七里さんの他の作品は読んでみようと思いました。

2021年2月10日

読書状況 読み終わった [2021年2月10日]
カテゴリ ミステリ国内

ミステリに入れていいものやら・・。
謎解きという概念は横においておいて、
居心地のいい世界にひたりきってしまうのがいいと思います。

主人公が非常に好ましい。
怜悧で素直で明るくてなにかにつけセンスもいい。
和菓子の販売というお仕事もそんなに苦もなく、すぐ慣れて
習得しているようです。
自分なら家に帰ったら倒れるレベルでアップアップしそう・・。
学生の頃、少しだけですがデパートでバイトしていた頃を思い出しました。

ところどころでクスクス笑いながらあっという間に読了。
消防訓練のエピソードでは電車の中で思わず軽くですが
吹き出してしまいました。
マスク生活でよかったです。
Amazonセールで買ったのですが、また続きも読みたいです。

2021年1月5日

読書状況 読み終わった [2021年1月5日]
カテゴリ ミステリ国内

当方も愛鳥家なので、タイトルだけ見て読み始めました。
ミステリとしては短編ですし、登場人物も少ないし、トリックに関しては
現場でないとわからないところがキーになっていたりするので
謎解きに挑戦する感じではないですね。

肝心の愛すべき存在のはずの薄刑事がコミカルに描かれて過ぎていて
読んでいるこちらも苦笑するしかないというか・・
ことわざに弱い設定とかいらないです・・

登場する動物に関して少し知識が増えるのが嬉しいところでしょうか。
それ以外の部分ではう~ん・・といったところです。
箸休めに疲れない本を読みたいなというときにはいいかもしれないです。

2020年12月10日

読書状況 読み終わった [2020年12月10日]
カテゴリ ミステリ国内

(多分)生まれて初めて読むラノベ。
半分くらいまでは、読ませる文章力に舌を巻くものの独特のアニメの
脚本のようなヤレヤレ系主人公のモノローグに肌があわず。

ただ半分くらいから状況が一変して、そこからはほぼ一気読み。
途中で皆さんと同じように「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」の
オマージュだなと気づきました。

ハルヒはもちろん"ラムだっちゃ”さん。しかも夢邪気も兼ねている様子。
そしてラムはいつも笑っていて日常を愛して続けたいと思っていたのに
ハルヒはその逆。しかもほぼ常にへの字口(可愛いなあと思いました)
うる星やつら好きなので本当に楽しく読めました。
読んでいる時も頭の中でビューティフルドリーマーのメインテーマが
流れていました。結構シーンに合ってましたよ。

もう一つ山場があるかと思ったのですが、比較的すんなり終わったのは
次巻への導入部だから?
朝比奈みくるの活躍がよく見えないけど、これから活躍する?
amazonで100円だったから買ってみましたが、次の巻を読んで
シリーズ全部読むかどうか決める感じかな。

2020年12月7日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2020年12月7日]
カテゴリ 国内小説

私の周りにも主人公のような子達がたくさんいました。
英語の授業が大好きで外国語大学等にすすみ留学して外資系企業を目指して・・。
私とは真逆なタイプです。彼ら彼女らのことを少しでも知りたくて読んでみました。

全3話。社会人なら「まあそうなるよね」という感じです。
エピソードも実話混じりなんでしょうね。
誇張等はあると思いますが結構リアルだと思います。
最終話だけは「それでいいの?」と思わないでもない所もありましたが。

外資系に限らずですが、学生時代には少しバカにしていた「くたびれたスーツの
サラリーマン」が社会人になったら見る目が変わった的な感じかな。
そういうタイミングの年代の方が読んだら特に染みるのかもしれない。
例えそうでなくても主人公の真面目なところは好ましく、それは少し
どうだろうというところには、きっちり他の登場人物が
釘をさしてくれるので安心して読めました。
ほどよく軽い小説で楽しめました。

2020年11月9日

読書状況 読み終わった [2020年11月9日]
カテゴリ 国内小説

濃い一冊でした。これまで明智光秀にはあまりいいイメージがなく、
ちょうど今年の大河ドラマで明智光秀を見る目が変わった時に
いいタイミングで本作と出会えました。

今でこそ少し陳腐な感じもする描写もありますが基本は骨太で男臭く
文章も読み応えあり。
章毎に時代が変わっていき最後にそれらが昇華され…。
読後は壮大な本を読み切った爽快感とじんわりした余韻が残ります。
なんせ濃いので、同じ作者の次の作品をとは思えないですが
読書の醍醐味が味わえる一冊でした。

2020年11月2日

読書状況 読み終わった [2020年11月2日]
カテゴリ 国内小説
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文章にも登場人物の行動にもストレスを覚えることなく
肝心のトリックも「なるほどー」と楽しませてもらえました。
トリックの中には知識がないとどうしようもないものが
あるので「自分も謎解きを!」と臨むより、小説の中の
世界を楽しむのが正しいのかなと思います。

関西人なので地名になじみがあるのもうれしいです。
東京が舞台のものは薄ぼんやりと位置関係がわかるだけか
それすらわからない事も多いので省いて読んでいますが、
梅田のナビオの前とか書かれていると映像がきちんと頭の
中に浮かぶのでよりリアリティが増します。

リラックスしつつしっかり楽しめるミステリって
そんなにないと思うのですが、私の中ではクリスティの
短編集と同じカテゴリに入れたいと思える一冊でした。

2020年9月1日

よいホラーでした。ほぼ一気読み。

夜の山って怖いですよね。
ぼんやり黒くてどこからが山でどこからが空なのか。
どこからが闇なのかがわからず、ぼんやりと大きい。
あの怖さが文章できちんと伝わってきます。
大抵のホラーって狭くて暗い事が多いと思いますが
こちらは大きくて黒い。

作者は文章の書き方にも変化球を投げられていて、
細かく読み込めばより理解が(恐怖が)深まるのだと
思います。

主人公のオカルト的な事に対する生真面目ともいえる
姿勢も好感が持てます。
ただの真面目ではなく、ちゃんと距離感を
わきまえていて「なんでそんな事しちゃうかなー」って
いうストレスがないです。

加門七海さんのうわさの神仏という本が
好きなのですが、加門さんは本当に神様仏様のことが
好きなんだなーって思います
神社でなまじ知識を持っているため、格が高いと
勘違いし傍若無人にふるまう人が増えているという
ところには大きく頷きました。

2020年8月5日

読書状況 読み終わった [2020年8月5日]
カテゴリ ホラー

テレビでよく震災に遭遇した際のシミュレーションドラマが
あると思いますが、それを文章にしただけでした。
おそらくこのタイトルの本を手にする人は、震災に対して
意識がある人たちだと思うのですが
その人たちなら周知の事が述べられていることが
多かったように思います。

しかしこの作品が発売された時はそうではなかったのかもしれません。
あれから日本はフィクションをはるかに凌駕する大震災を経験しました。
以降、震災に対する人々の意識のフェーズが変わったように思います。

文章は読みやすく主人公にも感情移入しやすいので
ストレスなくすらすらと読むことができます。
いい作品だと思いますが、震災時の身の処し方を知るため
という購入目的でしたので読むタイミングが悪かった気がします。

2020年8月6日

読書状況 読み終わった [2020年8月6日]
カテゴリ 国内小説

なかなかいいんじゃないでしょうか。
ババーン!ギャー!的なホラーじゃないし
映像を文章化しただけのような、怖いことは怖いけど
後にトイレに行きにくい感じしか残らないようなものではなく
すっきりとした怖さです。
主人公の行動に疑問を感じることもないですし
登場人物も多いですがきちんと区別できます。
構成も楽しくてもう一度読みたくなります。
あくまでフィクションとして読んでるんですが
ノンフィクション…ではないですよね汗

2020年8月3日

読書状況 読み終わった [2020年8月3日]
カテゴリ ホラー

ドラマ化をきっかけに初由利先生に挑戦。

これでもかというほど横溝正史のエッセンスが高い熱量を
もって詰め込まれていました。
少々暑苦しいくらいです。
特に表題作より蜘蛛と百合が強烈な印象として残りました。

ただ何となく戦前の空気感が馴染まないせいなのか
まだ最高峰まで到達していないせいなのか
どうにも湿度が高い気がして読み終わったから
次の作品を…!という気持ちにはなれませんでした。

2020年7月18日

読書状況 読み終わった [2020年7月18日]
カテゴリ ミステリ国内

道尾秀介さんの小説は初めてです。
前作は読んでいないですが、読んでいた方がより楽しめたような気もします。

ホラー作家が主人公ということで、三津田信三さんの小説のようにホラーホラーしているのかと思ったのですが
意外とこちらはほとんどホラーしていませんでした。
怖くなくてよかったです。

結構中身は薄く読みやすいですが、伏線の回収はやたらありました。

でも前作を読んでいないせいか、どうもキャラがはっきりしなかったです。
主人公側の真備・主人公・凛が京極シリーズを薄めたような3人にしか思えず、なんだかピンと来ないし、特に凛と摩耶はほとんど書き分けができていないように思いました。

そしてこの3人が警察を横目にずかずかと瑞祥房に出入り
している様子がなんだかあつかましく、ずうずうしく見えて好きになることができませんでした。
事件への巻き込まれ方&探偵役の介入の仕方が納得できないというか…。

なんとなく2時間ドラマの原作本といってもいいような
映像的な感じのミステリでした。

2016年12月13日

読書状況 読み終わった [2016年12月13日]
カテゴリ ミステリ国内

しばらく読んですぐに「なんだか読んだことのある
この感じ…。そうだ!新井素子さんの星へ行く船だ!」と
思いあたり検索してみると、やはり有川浩さんも
新井素子さんを意識されていたとのこと。

細かい部分は平成のものですが、内容はコバルト文庫です。
けなしている訳じゃありません。褒めてます。
設定や世界観がきっちりと作られているし
何より読みやすい文章で、すっと世界に入り込むことが
できるので、わたしが学生だったらかなり
のめり込んでいたと思います。

ただ、いい年になった今ではキュンキュンとかは
関係なく、おバカに描かれている郁が決しておバカ
じゃなく、自分の立ち位置を冷静に考えている所や、
それを素直に周りの人に表現している能力の高さに
惚れました。
登場人物すべてがキャラ立ちしているのも見事。

ただやはり内容はスイートなので、胸焼けする人も
いると思います。
わたしは好きです。シリーズすべて読みたいと思いました。

2016年11月27日

読書状況 読み終わった [2016年11月27日]
カテゴリ 国内小説

うーん
内容が薄い…。

ネットで「小心者な人集まれ」をやったら
出てくるようなエピばかり。
あるあるネタをウリにするにしてはネタ数が少ないし。

しかも結構小心者じゃないんだよね。
「石橋を叩くかどうかモヤモヤしているうちに
ヤケクソで渡ってしまう」的な言葉があったと
思うけど、それを小心者と言っていいのかどうか。
だから「強気な」なんだろうけど、何か違うかな…。

山登りはじめましたの方は繰り返し何度も読もうって
思えたけど、こちらは一回読めばもういいかなって感じ。

2016年8月28日

人に慣れているインコを飼っていれば、
表情筋などないのに、大体インコが喜んでいるのか
怒っているのか眠たいのか、等わかると思います。

それでもこの本は買ってよかったです。
例えばオスがスマホの画面などを高速でカカカカカと
打ち付けるのは発情につながるのか?と少し心配
でしたが、こちらの本によると「ビートをきざむぜ!」
と遊んでいるだけとのことだそうで
安心させてもらいました。

小鳥の飼育本はいくつか持っていますが
生体のお世話の次のステップでは、こちらの著者の方の
本が現実的でよりインコとの関係をよいものに
してくれるのに役立ってくれます。

世間の人が考えるよりずっとずっと賢くて
感情豊かでしかも飼い主をよく観察しているインコ達。

表紙に書いてある「鳥さんのあなたを見る目が
変わります」というフレーズに偽りはないと思います。

2016年8月22日

読書状況 読み終わった [2016年8月22日]
カテゴリ その他

大久保さんがブレイクする前の本のようです。
二人共常識人のオアシズらしく、文章もちゃんとしていて
それでいてクスッとできて、のんびり
まったりした往復書簡風のエッセイです。

女同士だといろいろあると思うのですが
すっかり熟年夫婦のような空気感になっているような
それでいてやはり女同士のトゲが潜んでいるような
絶妙なバランスが見て取れて、ある意味尊敬します。

読後にはほぼ何も残らないのですが
大久保さんが大ブレイクしていろいろと立ち位置が
変わったであろう今の状況でのエッセイも
読んでみたいですね。

2016年8月21日

読書状況 読み終わった [2016年8月21日]
カテゴリ エッセイ

この小説に星をつけるのは負けた気がする。
でも、続編も絶対読むつもりだし…。

夏休みの課題図書なんかに、必ず一冊読書が苦手な子
向けの本が入っていたりしませんか?
にぎやかな登場人物達の冒険譚に挿絵代わりの漫画。
それがそのままちょい大人向けになったのが本作品。
蓬莱洞の研究、大南無阿弥洞の研究、黒洞の研究の
3編がおさめられています。

民俗学的な面白さを期待したのですが、それは
ほとんど関係なし。
でもオシラサマとかそういうワードが好きな人は
より楽しめると思います。
いわゆるバカミスかとも思ったのですが、ミステリでも
ないし。もしかしてただのバカ小説!?
さすがメフィスト。

でもただのワーワーキャーキャーで終わらない
雰囲気もあり、ストレスなく読み進められる
楽しい一冊です。

でもオンブーっていわれて「おばけ?」と思う
比夏留ちゃんって本当に女子高生なの?笑

2016年8月16日

買い置きの本がなくなったので本棚の奥から引っ張り出し…。
これは小学生の時に背伸びをして買った初めての大人本です。

当時は文字を追うのに必死でしたが、以来何十年も、何回も
読んでいて、そのたびに名作に触れる喜びを感じています。

こちらにはポワロやマープルなどの探偵は登場しません。
そしてなんとなく漂う陰鬱な雰囲気。
他のクリスティー本とは何か空気が違うのです。
淡々と事務的に殺人が起こって行く。
この淡々と、が怖い。

もう犯人も読む前から分かってるし、だれがどのように
殺されるのかも覚えています。
それでもほぼ一気読み。
こんなミステリなかなかないです。
私の中のクリスティーランキングでベスト3入り
間違いなし。
(やはりベタなポワロやマープルも捨てきれず)

2016年7月25日

戦の話だというのに読後がものすごく爽やか。
お互いが力を出し尽くした高校野球を観た後のよう。
のぼう様ももちろん魅力的なのだが
石田三成の描かれ方が面白くて、そちらに重心が
移ってしまった。
のぼう様と石田三成の複雑な性格の描かれ方と、
周りのやや漫画的なキャラクターとのバランスがいい。

そして開城場面のあの一言。
静かなシーンなのに最高の盛り上がり。
名刀がちらついているような美しさすら感じて
かっこよかった!

2016年7月5日

読書状況 読み終わった [2016年7月5日]
カテゴリ 国内小説
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