東京の駅にまつわる短編オムニバス。
■吉祥寺の戦士
チャラい学生がまじめなパン屋さんに一目惚れ。
なかなか落ちないパン屋さんに
学生が臆さずガツガツ行く若さが微笑ましく
楽しめました。
最後に希望の残るエンドも良かったな。
■練馬の王子様/用賀の騎士
一分の隙もないように見えるイケメンに
ちょっとコンプレックスを抱いていたのに
実はイケメン側が田舎者であることに
ガチガチにコンプレックスがあったと言う話。
これも攻めの押せ押せ加減が気持ちよくて好き。
受けも負けてなくてケンカップルぽいのも可愛い。
「彼氏ヅラすんな」「彼氏希望ヅラだ!」
ってやり取りが可愛かったです。
あと受けと受けの元カノの友達との再会はリアルだったなw
そう言う立場だと微妙に気まずいよね…。
受けが攻めの気持ちを受け入れる描写は
あっさりした分上品で色気あってそそられました。
受けの男らしさはいいね!
■秋葉原狂想曲
リーマン×オタク少年(時々コスプレ)
うう~~~ん。
私この受け無理だな…。
オタクはいいけどオタク丸出しで
恥ずかしげもないのは嫌なんだな…。
でも意外と攻めがケモノだったし、
エロが意外とあったのは良かった。
■新宿ダーリン
ホスト×駅員。
七年間片思いだった電車の車掌さんに
再会してガツガツ迫る話。
この話も攻めのガツガツ迫るところが好きでした!
意外とエロもあったしね…。
でも「自分の取り柄は肝臓が異様に丈夫」ってあったけどそんなのどうやって気付いたんだろう。
健康診断でそんなこと分かりますかね…。
そして過信は恐ろしいよ、肝臓は沈黙の臓器だよ。
なんておばちゃんは心配してしまった。
全体的に攻めのガッツに好印象な
楽しい短編集でした♡
秋葉原のだけが微妙と思うのは
オタク以外にも受けがガッツがあったからかもな。
私は攻めに迫られる方が好きです。
- 感想投稿日 : 2016年5月8日
- 読了日 : 2016年5月8日
- 本棚登録日 : 2016年5月8日
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