トーキョートレイン (あすかコミックスCL-DX)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年10月29日発売)
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本棚登録 : 214
感想 : 12
4

東京の駅にまつわる短編オムニバス。

■吉祥寺の戦士

チャラい学生がまじめなパン屋さんに一目惚れ。
なかなか落ちないパン屋さんに
学生が臆さずガツガツ行く若さが微笑ましく
楽しめました。
最後に希望の残るエンドも良かったな。


■練馬の王子様/用賀の騎士

一分の隙もないように見えるイケメンに
ちょっとコンプレックスを抱いていたのに
実はイケメン側が田舎者であることに
ガチガチにコンプレックスがあったと言う話。

これも攻めの押せ押せ加減が気持ちよくて好き。
受けも負けてなくてケンカップルぽいのも可愛い。
「彼氏ヅラすんな」「彼氏希望ヅラだ!」
ってやり取りが可愛かったです。

あと受けと受けの元カノの友達との再会はリアルだったなw
そう言う立場だと微妙に気まずいよね…。

受けが攻めの気持ちを受け入れる描写は
あっさりした分上品で色気あってそそられました。
受けの男らしさはいいね!


■秋葉原狂想曲

リーマン×オタク少年(時々コスプレ)
うう~~~ん。
私この受け無理だな…。
オタクはいいけどオタク丸出しで
恥ずかしげもないのは嫌なんだな…。

でも意外と攻めがケモノだったし、
エロが意外とあったのは良かった。



■新宿ダーリン

ホスト×駅員。
七年間片思いだった電車の車掌さんに
再会してガツガツ迫る話。

この話も攻めのガツガツ迫るところが好きでした!
意外とエロもあったしね…。

でも「自分の取り柄は肝臓が異様に丈夫」ってあったけどそんなのどうやって気付いたんだろう。
健康診断でそんなこと分かりますかね…。
そして過信は恐ろしいよ、肝臓は沈黙の臓器だよ。
なんておばちゃんは心配してしまった。


全体的に攻めのガッツに好印象な
楽しい短編集でした♡
秋葉原のだけが微妙と思うのは
オタク以外にも受けがガッツがあったからかもな。
私は攻めに迫られる方が好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年5月8日
読了日 : 2016年5月8日
本棚登録日 : 2016年5月8日

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