
水木しげるの画集を、全ページカラーの新書で味わう贅沢!
水木しげるさんの幽霊本です。水木さんの妖怪の画は、現在放映中の「ゲゲゲの鬼太郎」に子どもが夢中になっていることもあり、見る機会が多いのですが、幽霊というのが珍しい。
見開き2ページに1幽霊(?なんと数えるのか?)。精密に書き込まれた水木さんの絵と幽霊に関する短かい文章が、なんとも味わいぶかい。
幽霊の説明になっている絵もあれば、「なぜこの幽霊でこの画!?」と首をひねりながらも、見入ってしまう絵もあり、水木さんの見ている豊かな世界を覗いているような気分になります。水木さんの場合、”想像力が豊か”というよりも、こんな光景とともに生きてきたんだろう、、、と朝ドラ「ゲゲゲの女房」の1シーンを思い出しました。
ちなみに、この本の前に、もちろん妖怪ばかり集めた「妖怪画談」が2冊あるそうです。
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https://hana-87.jp/2018/09/03/書評「幽霊画談」/
- レビュー投稿日
- 2018年9月16日
- 読了日
- 2018年9月16日
- 本棚登録日
- 2018年9月16日
『カラー版 幽霊画談 (岩波新書)』のレビューへのコメント
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