模倣犯(五) (新潮文庫)

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本棚登録 : 5194
レビュー : 420
著者 :
あおいさん  未設定  読み終わった 

最後だからすととーんと進んでいった。模倣犯てそういう意味かぁってやっと納得。この時代よりもたぶんもっと『私は〝本当〟はこう思ってて、あの時は間違いだった』って壁にぶち当たったときとか『本当は』って思う人は多いんだろうなって。私がそうだから、有馬義男さんの言葉には救われたなぁ。だからこそ最後が辛すぎた。ここまでずっと慧眼で芯があって前を向いてた有馬義男の最後が死ぬほど切なくて苦しくて、当事者ではない前畑滋子は辛いものを乗り越えたように未来が明るくみえて、なんかやり切れない。確かに前畑滋子は知らなくて私は知ってるから、知ってると知らないじゃ180度考え方が違ってくるのは当たり前なんだけど、やっぱりマスコミやルポを書く意義がこの話の中では分からんかった。昭二がすごいすごいって言ってる意味が分からんかったなぁ。
前を向き始めてる塚田真一がそばにいること、しかも前を向けるようになった1つに有馬義男がいること、すごい良い。私はお酒で泥酔することは悪いことなんかなって思ってたけど、感情を爆発させられた良いことでもあるのかな。自分の善悪だったり正誤で人を判断したり意味づけてしまうの、ほんとになんの違和感もなくやってんだなぁ。
ほんとに考えさせられるのが止まらないやい

レビュー投稿日
2019年10月5日
読了日
2019年10月5日
本棚登録日
2019年10月5日
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