お隣さんが殺し屋さん (角川文庫)

  • KADOKAWA (2017年11月25日発売)
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本棚登録 : 780
感想 : 99
3

藤崎翔さんは本作が初読みの作家さん。
元お笑い芸人をされていただけあってミステリーといえど、エンターテイメント性の高い作品で、面白かった。

何を書いてもネタバレになりそうなので、色々書けなくてもどかしい・・・笑

中盤までは、田舎から上京した天真爛漫で少し天然キャラの美菜と、謎めいたお隣さん雄也との恋模様が、初々しさたっぷりで目が離せない。
特に、美菜の洗濯物を雄也に拾って貰うやりとりは面白すぎる。
それぞれの一人妄想とか、
あるある!分かるわ〜!と
何度もムフフッとなってしまった。

その一方で、場面が変わり殺し屋養成学校・・・
ここでは師匠である洋一と、訓練生の彰が登場するのだが、殺し屋で腕が良いと評判の「ビッグ」の話が同時進行する。

終盤からは意表を突いた展開がテンポ良く進む。
読み手を一気に惹き込んでの種明かしは見事だった。
いや〜っ、そう来たか~!!
っていうパターンなのだ。

これは、伏線とか考えず、力まず転がされる位の気持ちで読んだ方が楽しめる作品だと思う。

ユーモラスな展開がお笑いのセンスを感じさせつつ、読後は爽快感のある作品だった。
藤崎翔さん、なんだか興味を惹かれる作家さん。
是非他の作品も読んでみたいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月15日
読了日 : 2023年12月15日
本棚登録日 : 2023年12月2日

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