るんびにの子供 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2020年8月25日発売)
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本棚登録 : 276
感想 : 28
3

宇佐美まことさんのデビュー作。
受賞作を含む短編7篇が収録された作品でした。

夏だし暑いしたまにはホラーでも…
と思って手に取った作品。
いやぁ、まず文庫の装丁…怖すぎます。
ブックカバー必須ですね笑


るんびにの子供
柘榴の家
手袋
キリコ
とびだす絵本
獺祭
狼魄

解説は岩井志麻子さん


さてさてホラー作品って初めてでしたが、意外にサクサク読めました。そして読み進めるにつれ、次第に高まるゾワゾワ感。なかなか楽しめました。

映画や漫画と違って、特にこの様なホラー作品では読者がこの世界観をどの位想像して、脳内で展開し彩り良く描けるかが肝ですね。
その意味で、どの作品も注意力散漫になることなく没頭させるストーリーでした。

短編だけに凝った伏線回収等はありませんが、その分直球勝負で面白かったです。割と女性目線が強いので、女性の方が没入しちゃうかもしれません。
私は特に『柘榴の家』と『とびだす絵本』が印象に残りました。

ホラーというか地上波の『世にも奇妙な物○』みたいな不思議な物語でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月20日
読了日 : 2023年7月20日
本棚登録日 : 2023年7月14日

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