チルドレン (講談社文庫 い 111-1)

著者 :
  • 講談社 (2007年5月15日発売)
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本棚登録 : 35886
感想 : 2879
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伊坂幸太郎さん初期の頃の連作短編集
『チルドレン』
5つの短編は主要な登場人物は同じで、過去や現在を行ったり来たりしながら繋がる。

妙な例え話が得意で話し出したら止まらない陣内と、目が不自由だが感覚神経に優れた永瀬、盲導犬に嫉妬する永瀬の彼女の優子、彼らの周りで起こるクスッと笑える珍騒動が、いかにも伊坂さんらしい作品だった。

陣内のキャラは、何処かでお会いしたような・・・
と思わなくもないが、そこも含めて愛着を持って楽しむのが伊坂作品なんだろう。

銀行強盗から始まるお得意の場面設定や(銀行強盗がお得意ってどうよ!?だけど、今回はなんと人質側なのだ)突飛な比喩であちこちに脱線する主人公、各タイトルにインならぬ韻を踏んだりと(最後の「イン」は少々無理やり感があったけど笑)遊び心満載だ。
エンターテイメントとしてサクッと楽しむのに適した一冊だった。

収録作品は以下のとおり
・バンク
・チルドレン
・レトリーバー
・チルドレンⅡ
・イン

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月29日
読了日 : 2024年3月29日
本棚登録日 : 2024年3月10日

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