何か子どもの問題を解決したいときに使えるキッズスキルという技術の詳しいケーススタディ本。
特徴的なのは問題行動をやめさせる方向に考えるのではなく、問題行動をなくすために必要なスキルを身につける、という考え方。
嘘をつく→本当のことを言うスキル
おねしょをする→寝る前に水分を取らずトイレに行くスキル
宿題をしない→人と一緒に宿題に取り組めるスキル 決めた時間に机に座るスキルなど
そのスキルの身につけ方や、スキルの名前、サポーターを誰にするかなどを子どもと一緒に考える過程も重要。
朝顔を洗う習慣が抜けがちで(゚Д゚)マリオが好きなうちの息子なら
朝トイレに行った後マリオのぬいぐるみと一緒に洗面所に行く「マリオスキル」を身につけるなど。
ごく軽微な問題から虚言症など比較的重い問題までいろいろな事例が豊富に掲載されていて勉強になります。
重めの問題が子どもに現れるときは、まず子どもの意見をきちんと聞いていない、子どもに注意を払っていない、という原因がありそうです。
だから親が子どもと一緒に解決策を探っていくこのキッズスキルのような手法は、問題解決に有効なのだろうなと思いました、
応用範囲が広く、実践的で興味深い本です!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
育児
- 感想投稿日 : 2014年3月27日
- 読了日 : 2014年3月27日
- 本棚登録日 : 2014年3月27日
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