座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2004年5月15日発売)
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感想 : 155
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『基礎なき「下手うま」はただの下手』
  
伝統や基礎を学ぶことを軽んじること、読書・学びなんて必要ない、今楽しければそれでいい、自分が儲かればいい、判断基準は「良し悪し」じゃなくて「好き嫌い」だけ、こういう考え方に一石投じた一冊。
  
まだ途中ですが読んでてかなり耳が痛い・・・


   
自分自身、この斉藤孝さんという著者と出会ってから古典的な文学や文化、歴史に興味をもってまだ二年くらい。   
別に読書が絶対的だとも思いませんし、好きな人はマンガでも小説でも読めばいいと思う。   
僕はマンガもこういうのも好きだから読んでます。

   
けど、自分の枠の中だけの知識で生きるよりいろんな人の考え方やいろんな年代の文化・歴史に興味を持って知ることは必要。

  
  
まだ自分自身未熟なのでうまく言葉で誰かに伝えることは出来ませんが、「好きか嫌いか」という主観だけじゃなくて、ものごとの「良し悪し」を見極めるためにはやはり基礎や文化・歴史、王道を見聞きし学ぶことは大切だと思う。


  
今はコツコツ勉強したり、古い本を読んだり文化に触れるということが軽く見る風潮があるように感じるけど、こういう積み重ねは10年20年先の人間の厚みに差が出るのかなぁと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 考え方
感想投稿日 : 2011年6月21日
読了日 : 2011年6月22日
本棚登録日 : 2011年6月13日

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