狼と香辛料 (11) (電撃コミックス)

著者 :
制作 : 支倉凍砂  文倉十 
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年12月20日発売)
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本棚登録 : 167
感想 : 4
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原作8~9巻「対立の街(上下)」のエピソードの完結編。そして、10巻と12巻のエピソードはほぼ省略し、外伝の11巻と13巻も省略して原作14巻のさわりまで一気に話が進みました。

対立の街編はラストの一番緊迫するあたりが収められています。上下巻二冊をコミックス二冊半で描くのは、原作一冊をコミックス三冊で描いていた初期の頃に比べるとやっぱり辛く、説明的だったり、描いて欲しいシーンが抜けていたりして、残念です。ラノベのコミカライズを読むのは初めてなのですが、やはり刊行ペースが異なる以上仕方のないことなのでしょうか…。

でも、コミックならではと言うところももちろんあって、この巻にはロレンスの立ち回りがあったりします。エーブ・ボラン危機一髪!のあたりは、顔に布を被せているあたりが生々しくてよかったです。あ、あと、「獣と魚のしっぽ亭」のヘレーナさんに顔がついたのもGJです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 狼と香辛料
感想投稿日 : 2015年11月9日
読了日 : 2015年11月9日
本棚登録日 : 2015年10月2日

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