無事、これ名馬 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2008年4月25日発売)
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感想 : 42

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春風ぞ吹く、五郎太の嫡男の話。猛烈に太郎左衛門、かわゆい。かわゆい、から頬ずりする吉蔵の家族たちの気持ちがよくわかる。とはいえ、太郎左衛門は添え物。本筋は吉蔵、町火消しの家族の話。
それにしても五郎太と一緒になった紀乃が酷い母親になっていて、添い遂げるまでの話が台無しになっていた。五郎太の母、里江は変わらずな気性で安堵。あんな母親から太郎左衛門みたいな良い子が育つとは。父親の考えと町人たちのおかげかなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: う:宇江佐真理
感想投稿日 : 2012年3月2日
読了日 : 2012年3月2日
本棚登録日 : 2012年3月2日

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