青の炎 (角川文庫)

3.84
  • (1372)
  • (1554)
  • (1783)
  • (152)
  • (24)
本棚登録 : 10348
レビュー : 1376
著者 :
制作 : 角川書店装丁室 
hanko59さん  未設定  読み終わった 

平成29年4月

なんとなく手に取り、読んでみる。

超、面白かった。映画になってたんだね。
一気読みです。

主人公と母と妹の楽しい生活に母の元夫が住み付き働きもせず、酒ばかり煽って、主人公たちの生活を一変させた。
いろいろとあって、その元夫を主人公が殺すことを計画する。罪と罰で、殺す側、殺さない側の人がいて、殺す側の人間になる。そして、殺した後は、殺したことを生きている間葛藤する。それを分かっている中で、罪を犯す。
そして、その後二度目の罪を…。
そして、その後、それしかないよねって感じで完。

しかし、二度目の罪は、ちょっと手抜きだね。
でも、二度目ってそんなもんなのかな。一線を越えた後ってね。

無敵の大門さんの言葉
一度火をつけてしまうと、怒りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、自分自身をも焼き尽くすることになる。怒りだけはどんなことがあっても抱いちゃいけない。
悪い人にいいように扱われても、自分の怒りで自滅するよりは、ずっとましな人生だと。

日本人は、罪と罰のような強迫観念とは無縁だから、完全犯罪の殺人を行うには適しているのではないか。そんなことを考えていたが、殺人者の心を抉るのは、神へのおそれでも、良心でもない、心を締め付けるのは、単なる事実だ。自分が人を殺したという記憶。その記憶からは、一生逃れる事ができない。

だから人を殺してはいけないとは言えないけど、人を殺すってことは、それだけ自分に返ってくるんだよね。人を殺す事によって、自分をも殺してしまうってこと。

レビュー投稿日
2017年4月28日
読了日
2017年4月28日
本棚登録日
2017年4月28日
5
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『青の炎 (角川文庫)』のレビューをもっとみる

『青の炎 (角川文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする