灰とダイヤモンド (1978年) (旺文社文庫)

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感想 : 1
3

○2008/03/27 
著:イェジ・アンジェイェフスキ。
フライダディ…に詩が引用されていて気になっていたので。…それにしても難しかった。やっぱり歴史関係が入ると苦手。
登場人物だけじゃなく各人の呼び名も多くて、誰が誰やらかなり混乱してしまった。最後の解説でずいぶん解決されたけども。
4日間をいろんな視点から凝縮してるから、やっぱり全場面均一に、ってのは難しかったんだろうけど、一部放り出された人たちが気になる。
 ”松明のごと、なれの身より花火の飛び散るとき
  なれ知らずや、わが身をこがしつつ自由の身となれるを
  持てるものは失わるべきさだめにあるを
  残るはただ灰とあらしのごと深淵に落ちゆく昏迷のみなるを
  永遠の勝利のあかつきに、灰の底ふかく
  さんぜんたるダイヤモンドの残らんことを……”
ノルビット作「舞台裏にて」、作中より引用。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2008年3月27日
読了日 : 2008年3月27日
本棚登録日 : 2008年3月27日

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