2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書
- ダイヤモンド社 (2021年12月15日発売)


すぐ儲かるなどと言ったことを全面なの出してはいないところが信用たるところ。
需給をベースに機関投資家がチャートを出来高とともにどのようにチャートそのものを読み解き理解しているかがとてもシンプルに表現されていて学びが多かった。
特に損切りの重要性にフォーカスされていて、プロの機関投資家でもどのようなチャートのどのような街シグナルでも勝率は7割。2回連続での7割の勝率で考えると勝率は5割。だから直感や売りシグナルが出たときには、原因がわからなかったとしても、損切りを直ちに実行すべきことを何度も力説されている。
また、出来高を伴った上昇は、何かいい情報があって大口が買いに動いた言うことだから、情報が新鮮なうちに上昇トレンドに乗ることが大事と説く。
株式投資の初心者は、ボックス圏での小さな利益を積み重ねてしまい、ボックスを突破した大きなトレンドには乗れない。そしてボックスを下抜けた売りシグナルにも損切りできない。初心者の頃を思い出した。非常にわかりやすく言語化されており、何度も読み返して、つい忘れてしまう基本を再認識するにはとても良書である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
□投資
- 感想投稿日 : 2022年3月21日
- 読了日 : 2022年3月19日
- 本棚登録日 : 2022年3月21日
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