問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2008年2月15日発売)
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本棚登録 : 330
感想 : 57

著者が診察で診断した患者や見聞した話や芸能人有名人たちの躁の症状を上げている。実例や事件を起こした人物の生き方など、狂気を匂わす言動の数々が薄ら寒く感じさせる。有吉佐和子よ… 映画無責任男のモデルと言われる人物の生き様に驚き呆れる。  文中にあるが「俗物さ加減露呈させる」「チープな欲望を剥き出しにする」という典型的な例ばかりで精神病というのは類型的だとつくづく思う。。  著者の語りは自分としては表現や言い回しに感心する部分があり好んで読むが、時々強烈な底意地の悪さを見せるので人によっては嫌うだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2013年6月15日
読了日 : 2013年6月12日
本棚登録日 : 2013年6月15日

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