進化論を拒む人々―現代カリフォルニアの創造論運動

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  • 勁草書房 (1998年11月1日発売)
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アメリカにおける宗教対科学の話で
国家と宗教の分離原則と民族文化の多様性の尊重から
公立学校の授業に宗教の持ち込みを禁止している
にも関わらず創造論運動が必要に教育会に働き掛けているという
法律の矛盾を突きながら「創造科学」という形で
大学や大学院の自然科学に参入しようと企て
南部からカリフォルニヤに渡って大きなウネリを起しているらしい

「創造対進化」つまり「創造主信仰論対ダーウィンの進化論」の
バトルがこの現代に蘇っているということなのだ

創造主信仰論者の立場は
「初めに神は天地を創造された。地は混沌であって・・」という
聖書のくだりからして矛盾していないだろうか
絶対神が最初からミスを犯したというのも納得できない
同じこととして
人間社会が大自然を人工的に混沌に巻き込んでいる事実を
どう説明できるのだろうか
更に神はモーゼに民の不信心を嘆いているのもおかしな話だと思う

又イエスの説く博愛と他に対する尊重を信仰しているはずの人々が
縄張りを張って宗教戦争を起こしたり意思を持った行為に対して
殺人に至るほどに干渉したり越権行為をすることの矛盾を感じる

それはともかくとして今の状況では
創造主説も種の起源説もモハヤ論ずるにあたいせず
歴史的な存在でしかないだろう
進化論はすでに強い者勝ちという狭い視点から
「棲み分け論」に始まり
共生進化論という広い視野へと進化しているし
相対性論理からすればこの時空間に一成る絶対神など
あり得ないという見解が今の所主流だろう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月7日
読了日 : 2015年1月7日
本棚登録日 : 2015年1月7日

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