扉のむこうの物語 (理論社名作の森)

著者 :
  • 理論社 (2005年5月1日発売)
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本棚登録 : 512
感想 : 58
5

扉のむこうの物語 岡田淳 理論社

並行宇宙の次元がねじれて
異次元に入り込むというようなお話
小6の生徒が自分で設定するという
自由宿題で
主人公は物語を書こうと思い立つが

何故か物語のなかに入り込んでしまう劇中劇

戻れなくなるという冒険SF推理小説へと発展していしまう

彼が挑んだ作品はあまりにも立派すぎて
大人がついて行けない程に目一杯複雑怪奇で
子供たちの思考回路も大人顔負けである
字も小さく395ページという大長編でもあり
大人が読むよごれのない童話という感じである

ただ惜しいことに最後のオチとなる
一酸化炭素中毒については
火鉢が出てきた伏線の所で気付いてしまったけれど

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2017年4月10日
読了日 : 2017年4月10日
本棚登録日 : 2017年4月10日

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