蛟堂報復録〈1〉 (アルファポリス文庫)

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本棚登録 : 445
レビュー : 44
著者 :
霧崎寧々さん  未設定  読み終わった 

読む人を選びそうな作品。
各々の話自体に救いはないが、元々復讐や報復なんてそんなものだと思うから、幸せな終わりなんてありえないと思う。

どう見ても被害者に非はないし、加害者の方が悪なのだということは分かるが、報復をするのであれば自らも悪に手を染めたも同然だから完全に被害者の立場に立つことはできないし、相応の代償が必要だということだろうか?
それでもその金額は高すぎる気がするが……。
目には目を歯には歯をとはよく言うが、逆に言えばお金さえ払えば復讐を代行してくれるのだからそれはそれでましなのかもしれない。

一番好きなのはピノッキオの話。
「ハッピーエンドがハッピーエンドである所以は、人生の絶頂で語ることが止められているからだ」という言葉が印象的。
確かにどんな御伽話も英雄譚も主人公が王子様と結婚したり、悪者を倒したりしたところで話は終わっていて、その後の彼らがどうなったかなんて語られているものはないように思う。
(少なくとも自分はパッと出てこない)

ちなみにブルーフェアリーとはピノキオを人間に変えた妖精のことらしい。
彼のことをブルーフェアリーと形容するなんて悪趣味としか思えない。

レビュー投稿日
2017年3月26日
読了日
2017年3月12日
本棚登録日
2017年3月26日
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