蛟堂報復録〈3〉 (アルファポリス文庫)

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本棚登録 : 157
レビュー : 6
著者 :
霧崎寧々さん  未設定  読み終わった 

恵子のしたことは間違いなく犯罪だが、美樹が望んだ報復も恐ろしい。
幸福の代価であるとはいえ、警察ですら分からなかったものにそんな大金を払うわけないと自分は思うが、当事者となれば話は変わってくるのだろう。
悪い魔女と可哀想な子供たちではなく、親切な老婆と彼女を貶めた残酷な子供たちという構図は新鮮であり、とても印象的。
もうこの物語をただの御伽話としては読めなそう「ヘンゼルとグレーテル」。

どちらも子供との幸せな生活を望んでいただけなのに、どこで二人の明暗を分けてしまったのだろうか。
因果応報とはいえ、自らの子供を守るために他人の子供を傷つけて結果的に自分の子も守ることができないだなんてやるせない。
母親の執念が恐ろしい「隅田川」。

どちらもメリーバッドエンドだったり、救いのない話だった。

レビュー投稿日
2017年3月26日
読了日
2017年3月13日
本棚登録日
2017年3月26日
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