蛟堂報復録〈5〉 (アルファポリス文庫)

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本棚登録 : 109
レビュー : 6
著者 :
霧崎寧々さん  未設定  読み終わった 

確かに鍾馗の言うことは間違ってはいないし、信太郎の言い分も分からなくはないと思うからこそ複雑な問題なんだと思う。
身に覚えがないとは言い難いので気を付けたい「姥捨て山」。

一部を切り取ればハッピエンドだが、文香にしたら救いがない気がする。
権力のある酒乱は厄介という教訓を残した「打金磚」。

いっそ彼のように自由気儘に生きることができたらベストではなくともベターな人生であったとか思いながら死ぬことができるのかもしれない。
自分は嫌いじゃないし、このようなキャラクターは創作物の中にいるのであれば、むしろ好きと言えるのかもしれない。
彼女があそこまで彼を憎んだのは、遊びだと割り切ることもできないくらい彼のことを愛していたからだと思うと、陳腐な言い方だが、何て罪な男なのだろう。
元となった作品の方も、とても印象的なものだった「ドン・ジュアン」。

ちなみにドン・ジュアンというのは英語読みであり、伝説の色事師の出身地であるスペイン語での読みはドン・ファンで、英語のwomanizerと同じ意味らしい。

レビュー投稿日
2017年3月26日
読了日
2017年3月14日
本棚登録日
2017年3月26日
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