大事だからこそ独占したい、相手に裏切られるのが怖くて試そうとする気持ちは分かるが、彼女の考えていることはえげつないし、理解できない。
物語の主人公は、彼らが幸せなときに終わるから幸せなのだと聞いたことがあるが、物語の中の世界から出ることをやめた彼女は幸せなのだろうか「青髭」。

太郎という名前ながら太郎らしい働きのなかった太郎が初めて話に絡み始めた。家を守るためとはいえ、さすがにそれは酷過ぎるのではないか。
丑雄の推測も間違ってなかったし、辰史が龍のように振舞おうとしている姿が、今を見ると想像できない「邯鄲の夢」。

2017年3月27日

読書状況 読み終わった [2017年3月27日]

確かにそういった話はなかなか聞けるものではないからこそ貴重な話だというのは分かるが、あの頃はよかったといった論調で柳田国男を始め多くの人物をdisっているのはいただけないし、読んでいて不愉快。
これではただの上から目線の老害。

ただ一つ分かったのは、昔の日本の村がよく言えば性に寛容、悪く言えば権利も人権もへったくれもない状態だったということ。
筆者からすれば現代の私たちも教育勅語に汚染された人々(作中の表現より)と大して変わらないつまらない人物のように思うのかもしれないが、それでも襲われた襲ったのような話を楽しげに語るのを当然と思っている人と同じ時代に生まれなくてよかったと思った。

男尊女卑的な考え方に基づいて考えているような気がするし、万年発情期というか生涯発情期ということが当たり前という考え方が気持ち悪い。
それに、「保健の授業で習うばかりで実践しないなんてかわいそう(本文より意訳)」だなんて余計なお世話。

貴重な経験談だとは思うが、文化として調べる対象としてはあまりにも下品すぎて遠慮したい。
わざわざ民族“学”として調べるようなものでもないし、独断と偏見に基づいたものが多すぎる。
これほどにも読むのが苦痛だった作品は中々ないと思う。
二冊を一冊にした都合とはいえ、同じ部分を何度も読まされるのにはイラついた。

個人的にそういった知識に乏しいために、四分の三くらい何言ってるかよく分からなかった。

ただ、自分の地元の祭も祖母曰く乱交状態の祭りだったものが現代では普通の祭となったものもあり、資料をあさって調べても出てこないことを鑑みると、筆者の言い分も分からなくはない。

作中の主題とは逸れるが、奉公人が本名ではなく仮名?のようなものを名乗っていたというのは千と千尋の神隠しのようで興味深かった。

個人的には解説者も散々作中でdisられていたのが面白かった。

2017年3月27日

読書状況 読み終わった [2017年3月27日]

別に10文字設定いらなくない?むしろ全く話せない方が面白くならない?とか、
スケッチブックよりも小さなメモ帳の方が便利じゃないの?とかくだらない疑問に溢れた話だった。

話せないという表現が一つ加わっただけで普通の高校生同士の恋愛や友情でも傍から見ればボランティアのように見えてしまうのは、自分たちのエゴなのだと思った。

蒼の心情は分からなくはないが、全体的になんか薄っぺらい。
暗殺教室の実写版の映画を見た時のような感じ。

それでも「タイトルの真の意味を理解した時~」みたいな陳腐な宣伝文句がなかった(少なくとも自分は見ていない)のは評価する。

2017年3月27日

読書状況 読み終わった [2017年3月27日]

確かに生き返ることのできる石があるのなら、命の価値は著しく下がると思う。
今作から登場した姉弟がいなかったら、良くも悪くも進展はなかったと思う。

愛という概念に疑問を持った人たちを中心に集めているのが興味深い。

確かに最後の場面は健次の正気を疑う。
彼は自分が優等生のようにしか振る舞えないのを母親の教育のせいだと言っていたが、彼の選択を見ると、それは彼自身の選択であり、彼そのものが優しい人物のように思う。

次巻があるのならネクストかアナザーが…。
今まで話にあまり関わってこなかった服部親子をもっと取り上げてほしい。

後、そんなにすごい技術があるのなら、本体の右腕を直してあげてほしい。

今気づいたことだが、英語タイトル?ともいえるようなものがこの作品を表していると思う。
「Go Mad, or Die, or Kill, or ... Obey your Desire.」
(狂うも、死ぬも、殺すも、点…欲望に従うも)アイ次第、だなんて……。

2017年3月26日

読書状況 読み終わった [2017年3月26日]

暗鬼館ならさっきまで読んでた本(インシテミル)だし、リアル脱出ゲームなどの聞き覚えのある作品の名前が出てきて登場人物たちに親近感が湧いた。
フランケンシュタインではなく、「フランケンシュタインの怪物」というのはさすが。

マダナイの認識では殺意を欲望、愛を理性ととらえている節があるように思うが、自分は愛も殺意も欲望としてとらえていたので意外。
確かに殺したいという「欲望」を、大切な人を守りたいという「愛情」で押さえつけることはできるか?ということなら分からなくはないが……。
それなら別に愛じゃなくてもいいのでは?

途中までは面白かったが、最後の超展開に唖然。
確かにノックスの十戒を出すまでもなく未発見の毒薬や難解な科学的説明の必要な期間が犯行に用いられているんだし、仕方ないのかもしれない。

ただ、宇宙人たちの宇宙人ジョークは面白かった。
なんやかんや言いながら地球の作品を面白くオマージュしていて、すごいと思った。

途中の「I love you」の和訳の話は好き。
夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳し、二葉亭四迷は「愛」という言葉を「真でもいいわ」と訳したなんてロマンティック。
ただ、健次なら「明日の月は綺麗でしょうね」の方がいいのかもしれない。

2017年3月26日

読書状況 読み終わった [2017年3月26日]

うまい話には裏がある、まさしく阿藤先生が言った通りだなと……。(読んだ方ならわかるはず)

時給十一万という破格の給料且つミステリーゲームに参加できるなんて面白そうだが、誰が敵で誰が味方か、むしろ自分以外全員敵だなんて空間に七日間もいるなんて耐えられないし、自分が生き残ることはできなさそう。

唯一残念なのは、関水が十億必要な理由がわからなかったことだが、下手なお涙頂戴話を書かれるよりはいいのかもしれない。

それにしても結城はとんでもない人物に目を付けられたと思う。
「疑心暗鬼」の次は「明鏡止水」だなんて悪趣味にも程がある。

所々随所にちりばめられた様式美のミステリーモチーフは好き。

最後まで読んでから、最初のどのような目的でバイトに参加したかを読むと、多分あの人がこれだと思うことができて面白い。

2017年3月24日

読書状況 読み終わった [2017年3月24日]

温かくも読んでて切なくなってくる話だった。
確かに死んだ幼馴染が突然現れたら誰でも驚くと思う。
明日香があの花のめんまみたいだと思った。

それにしても優しい先生や幼馴染に恵まれて羨ましい。だからこそ英一は復活できたのかな、と。

話自体は幽霊ものの王道まんまだが、王道的な意味で面白かった。
ただ、作品の設定自体に個性はないように思えた。
父親の話も思ったよりもあっさりとしているし、多少物足りないような気はする。

やっぱり私はいつものロボット感動モノの松山さんの作品の方が好き。

2017年3月23日

読書状況 読み終わった [2017年3月23日]

フラグメンツの力を使って這い上がろうとしていたりして、大虐殺が起きたあたりまでは面白かった。

壁の外も酷いけど中も違う意味で酷い、でも俺たちは壁の中で頑張るぞ!的なオチには唖然。
さっきまで壁に憧れていたのも、自分たちを犠牲にして繁栄していると知った今、壁を憎んでいるのも分かる。
でもあの最後は解せない。
途中から主題が変わってきているような気がした。

でも設定自体は好きだった。
フラグメンツは自分もやってみたいと思った。ちょとウィクロスみたいでとても楽しそう。

壁の中の人々の様子は現代を生きる自分たちにも当てはまりそう。

余談だが、壁の中や外と聞くと某進撃漫画を連想してしまう。

2017年3月23日

読書状況 読み終わった [2017年3月23日]

ロボットたちがご主人様の目覚めを待ちながら細々と暮らす話。
このゆったりとした時間の流れというか優しい世界という感じが好き。

ご主人様が思ったような人格者ではなくても、たとえ誰かを蹴落としても助かりたいと思うエゴイストでも守りたいと思う気持ちは素晴らしいと思う。

「半分こ」という考え方が結果的にご主人様とロボットを救ったと思うと、優しい気持ちになれる。

アイスバーンの前職がまさかのあの職業。意外。
だからこそあのチャラチャラとしたキャラなのかもしれない。

それにしてもアマリリスが可愛いあい、ビスカリアってちょっと進撃の巨人のハンジさんっぽい。

ところでシークレットルームのエロビデオの需要は誰なのだろうか。男女なのはともかく男同士のものも存在するって……。
というよりも、ちゃんと仕事してくれ……。

2017年3月22日

読書状況 読み終わった [2017年3月22日]

翼を失い飛べなくなったフリージアが再び大空を目指す話。

気の強いフリージアと無愛想なガレットの組み合わせは面白いし、細かく練られた世界観の設定も好き。
確かにむかつくと思った人が尊敬する人だったら、どう接していいか分からなくなる。

ただ、フリージアの飛翔士としての目的や、レースに仕組まれた陰謀など、ストーリーの大事な部分についてあまり触れられていないのが薄っぺらい印象になってしまい残念。

飛翔士の女の子がみんな巨乳なのは分かるが、人間の腕の部分と鳥の翼の部分が同じなのだから、骨格的に彼女たちの腕と翼がどうなっているのだろうか、というのは疑問。

それにしても天才飛翔士として活躍したのち、転職しても天才的な義翼職人として活躍しているガレットの多才さが羨ましい。

2017年3月21日

読書状況 読み終わった [2017年3月21日]

これはこれでハッピーエンドなのだろうか。
電話の女が指定した陽介の条件は身体的な意味の陽介ではなく、唯の意識的な意味での陽介なのが面白かった。

この話自体コンプレックスにまつわる話であったと思う。

そういえば唯の痣の原因はなんだったのだろうか。
自分に痣が出て、昔痣の合った人に再開したら彼からは痣が消えていたら、心象的には彼の痣が自分に移った、と考えて少なくとも好意的な感情は抱けないと思う。
自分だったらそう思う。

最後の宿村さんの妹さんの伏線らしき部分がよく分からなかった。
いい話だが、多少強引にハッピーエンドにした感じが少し残念。

個人的には後書きのサマーコンプレックスの話のほうが興味深かった。
確かに正しい夏の過ごし方というイメージは、海に行って夏祭りに参加し、友人たちとスイカを食べたり宿題をするために図書館に集まったりするなど漠然としたものがあるが、他の季節にはそこまで具体的なイメージはないように思う。

2017年3月21日

読書状況 読み終わった [2017年3月21日]

これさえなければ…という自分の欠点を消してもらう代わりに恋を成就させる賭けなんて、どこからどう見ても人魚というよりも悪魔。
でも、確かに“~さえなければ、~であればもう少し~になれるのに”とは何度も考えたことがある。

大事だからこそ自分は彼女に恋をする資格がないと考えるなんて、健気だがもどかしい。

それにしても痣さえなければ、イケメンで頭もよくて美少女クラスメイトと仲がいいなんて、もうそれだけで泡になってくれと願うレベルのスペック。羨ましい。

もう、賭けなんて考えないで高校生活満喫すればいいのに。

2017年3月17日

読書状況 読み終わった [2017年3月17日]

ワンピースを着た揚羽が可愛い。

まさかミドナが三百年前に支配を崩壊させた張本人だなんてビックリ。長生きにも程がある……。
というよりも、魔女(魔法使い)が長寿すぎるし、見た目からは想像もつかない。
彼女の起こした行動とそれによって得られた結果は、純粋な善意が必ずしも最善の結果につながるわけではないことのいい例だと思う。

アーシェの角が生えていた理由が思ったよりしょぼくてガッカリ。
でも、作品のテーマ(のようなもの?)からは外れてはいないように思う。

今の角人は当時の驕り高ぶった当時の魔法使いたちと大して変わらないのではないかと感じた。

「お母さん」と「ママ」というのは、良い表現だと思う。
魔女であることを誇りに感じていたギルダが人間になっても幸せに娘と暮らしている様子は、見ていてホッとする。
最後に二人が再開した場面は感動した。それにしても成長しても尚、女装が似合うだなんてすごい。

マルガレットは同じ角人であり戦っているという意味ではモーガンと似ているようにも感じるが、彼女とは違う意味でかわいい。

ご都合主義も多かったが、其れでもいいやと思わさせるだけの分は頑張っていたと思う。
最後はハッピーエンドでよかった。

2017年3月17日

読書状況 読み終わった [2017年3月17日]

やはり世間に不慣れな二人が旅をしたせいか、直ぐに騙されてしまって見ていられない。
ハンスの甘言に惑わされたとはいえ、すれ違う二人の様子が見ていてもどかしい。

カルロッタがかっこいい。彼女がどことなく、進撃の巨人に出てくるユミルに似ているように思う。
魔女に関わらず、何か特定の対象物に対する嫌悪の感情は共通の敵を作ることで統治者としては統治に便利だとは思うが、実際に魔女を見たことのないような小さな子までもが魔女に対して純粋に憎しみ、嫌悪している光景は、見ていて不気味であり、嫌悪感を感じる。

月光揚羽が蝶から人間になったのにはびっくり。可愛い。

ハンスが魔女と人間のハーフであるから目が光らないのであれば、当然魔法も使えないのだろうか。
それにしてもハンスがひどい。
母子共々一方的かつ身勝手な理由で父親(あるいは旦那)に捨てられたとはいえ、人身売買を生業とするなんて、やっていることは悪辣すぎる。

最後の最後で登場したラスボスっぽいギルダはどう立ち回り、どのような結末になるのだろうか?

カルロッタは念願の海を見れて良かったと思うし、海辺の町で幸せになってほしい。
でも、あそこまで努力するにはいささか根拠が薄いような気がしなくもない。

2017年3月16日

読書状況 読み終わった [2017年3月16日]

流石にネロの父親に掛けられた冤罪は滅茶苦茶すぎる。
追ってから逃れるためとはいえ、妹を連れて不帰の谷へと逃げ込む勇気はすごいと思った。

ミドナの文様もイラストよりももっと蔦状のものだと思っていた。
防腐の結界の張られている保存庫が冷蔵庫よりも有能すぎて、一家に一室?欲しいと思わさせられた。

アーシェの死霊魔術もすごいと思うが、固有魔術以外の魔術は使えないのだろうか?
そこだけが疑問。

確かに昔の魔法使いたちの所業は酷いと思うが、だからといって今弾圧され、迫害されているのは理不尽なように思える。

モーガンが敵ながらかっこいい。同じ女でも惚れる。

たとえ利害の一致だけであっても、アーシェと共に旅へと出ようと思ったネロはすごいと思う。
角人という存在にも興味がわいた。
続きが気になる。

2017年3月16日

読書状況 読み終わった [2017年3月16日]

叙述トリックと呼んでもいいのだろうか?
確かに新興宗教の教祖や窃盗犯のボスという立場では誰に話しても信用してくれなそう。
それにしても雷は恐ろしい。気を付けよう。
そういえば具体的な元ネタがないように思えた。元ネタはなんなのだろうか「罪人は誰か」。

隅田川もそうだが、親が子供を思ってしたはずの事でも、結果的に一番最悪の選択肢になってしまうのは解せない、というよりも救われなくて無情だと思う。最後は自業自得だが。

今まででも十分えげつないしもやもやした終わりかただと思っていたが、先代の方が十分ひどかった。
シリーズ全体の一応の終着点が見えてきたかも。

2017年3月15日

読書状況 読み終わった [2017年3月15日]

確かに鍾馗の言うことは間違ってはいないし、信太郎の言い分も分からなくはないと思うからこそ複雑な問題なんだと思う。
身に覚えがないとは言い難いので気を付けたい「姥捨て山」。

一部を切り取ればハッピエンドだが、文香にしたら救いがない気がする。
権力のある酒乱は厄介という教訓を残した「打金磚」。

いっそ彼のように自由気儘に生きることができたらベストではなくともベターな人生であったとか思いながら死ぬことができるのかもしれない。
自分は嫌いじゃないし、このようなキャラクターは創作物の中にいるのであれば、むしろ好きと言えるのかもしれない。
彼女があそこまで彼を憎んだのは、遊びだと割り切ることもできないくらい彼のことを愛していたからだと思うと、陳腐な言い方だが、何て罪な男なのだろう。
元となった作品の方も、とても印象的なものだった「ドン・ジュアン」。

ちなみにドン・ジュアンというのは英語読みであり、伝説の色事師の出身地であるスペイン語での読みはドン・ファンで、英語のwomanizerと同じ意味らしい。

2017年3月14日

読書状況 読み終わった [2017年3月14日]

流石に女子高生にも非があるように思うのだが、痛い目を見ないとわからないとでも思ったのだろうか…。
すこし幻想的でエロティックであったように思う。
知人割引にしても四十万円は高すぎる「サロメ」。

老婆の人生には同情も覚えるが、因果応報と言われてしまえば反論することはできない。
しかしそれでもかわいそうに思えてしまう。
手段が目的になってしまうのは結構多いと思う。
何かを手に入れるために努力した結果、本当に大事なものを忘れてしまうことはしたくないと思った。
他人からの純粋な善意ですら素直に受け取ることの出来なくなった彼女は死んでもなお救われないのだろうか「かえる取りの女」。

辰史にも子供時代があったという当たり前の事実が新鮮に感じた。

2017年3月13日

読書状況 読み終わった [2017年3月13日]

恵子のしたことは間違いなく犯罪だが、美樹が望んだ報復も恐ろしい。
幸福の代価であるとはいえ、警察ですら分からなかったものにそんな大金を払うわけないと自分は思うが、当事者となれば話は変わってくるのだろう。
悪い魔女と可哀想な子供たちではなく、親切な老婆と彼女を貶めた残酷な子供たちという構図は新鮮であり、とても印象的。
もうこの物語をただの御伽話としては読めなそう「ヘンゼルとグレーテル」。

どちらも子供との幸せな生活を望んでいただけなのに、どこで二人の明暗を分けてしまったのだろうか。
因果応報とはいえ、自らの子供を守るために他人の子供を傷つけて結果的に自分の子も守ることができないだなんてやるせない。
母親の執念が恐ろしい「隅田川」。

どちらもメリーバッドエンドだったり、救いのない話だった。

2017年3月13日

読書状況 読み終わった [2017年3月13日]

人は如何様にでも残酷になれるし、社会に向けている顔と本当の顔が本当とは限らないし、自らが狂気に飲まれるかもしれない。
自分にもそんな面がありそう、というよりも存在していることを自覚しているからこそ尚更怖い「ジーキル博士とハイド氏」。

二人の選んだ選択肢は結局、一番悪い選択肢になってしまったのではないか?
それが残念「泣いた赤鬼」。

花房も悪い人ではあるが、比奈の報復も恐ろしい。
辰史ではなく比奈が報復するというのも新鮮。

今回は前回と比べて人間味があるというか、優しいというか…。
蛟堂の店主でありながらも一人の人間であることを実感した。

2017年3月13日

読書状況 読み終わった [2017年3月13日]

読む人を選びそうな作品。
各々の話自体に救いはないが、元々復讐や報復なんてそんなものだと思うから、幸せな終わりなんてありえないと思う。

どう見ても被害者に非はないし、加害者の方が悪なのだということは分かるが、報復をするのであれば自らも悪に手を染めたも同然だから完全に被害者の立場に立つことはできないし、相応の代償が必要だということだろうか?
それでもその金額は高すぎる気がするが……。
目には目を歯には歯をとはよく言うが、逆に言えばお金さえ払えば復讐を代行してくれるのだからそれはそれでましなのかもしれない。

一番好きなのはピノッキオの話。
「ハッピーエンドがハッピーエンドである所以は、人生の絶頂で語ることが止められているからだ」という言葉が印象的。
確かにどんな御伽話も英雄譚も主人公が王子様と結婚したり、悪者を倒したりしたところで話は終わっていて、その後の彼らがどうなったかなんて語られているものはないように思う。
(少なくとも自分はパッと出てこない)

ちなみにブルーフェアリーとはピノキオを人間に変えた妖精のことらしい。
彼のことをブルーフェアリーと形容するなんて悪趣味としか思えない。

2017年3月12日

読書状況 読み終わった [2017年3月12日]

前回までののほほんとしたような雰囲気とは裏腹にものすごいシリアス。
今までにフラグもないし、やはり打ち切りなのだろうか。
ストーリーも世界観も面白かっただけに残念。

クレトの巨人体が思った以上に大きくて驚いた。
ルルゥの意志が思ったよりも弱くてガッカリした。これって、今まで世間知らずのお嬢様だったから勝手に偏見を抱いて行動していたようにしか見えない。
その偏見も完全に間違っているわけではないのが厄介なのだが。

もう少し彼らの日常編を見てみたかった。新シーズンと銘打って日常編を発売してくれないかな。

相変わらずセーネの正体がよく分からなかった。
何はともあれ好きなシリーズだった。

2017年3月11日

読書状況 読み終わった [2017年3月11日]

五歳児クレト可愛い。
競技祭が楽しそう。
地味に謎の穴掘り競技推し…。まさかこのせいで今までクレトが穴を埋めさせられていたのか…。
ディサロスの塩パンがおいしそうで食べてみたい。
ミャーに兄がいたことも驚き。

呪いが兄弟の運命を分かつことになったのは残酷だと思う。
でも、だからこそその子孫を見ることができた時の嬉しさは彼だからこそなんだろうと。

ルルゥの存在がハーモニーのミァハっぽい。

個人的にはあとがきの筆者のスマホの話が心配で心配で…。

2017年3月8日

読書状況 読み終わった [2017年3月8日]

一言でいうのなら、ニートがおじいちゃん無双する話。
上位一割の強者というだけで六年間も閉じ込められるのは無茶苦茶な気がするが、彼らの学園生活が楽しいようでなにより。
門番の仕事の過酷さがエクストリーム自殺レベル。
前の門番の日誌がただの門番程度で書けるような内容じゃない。怖すぎる。

でもクレトから見たら平和な日常なんだろうな。
彼だからこその苦労や感慨もあるだろうし。
いやはやクレトが強すぎる。王女の秘密や学校の秘密は大して驚かなかった。……テンプレのような気がして。
思ったよりも面白かった。

2017年3月8日

読書状況 読み終わった [2017年3月8日]
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