九十九十九 (講談社文庫)

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本棚登録 : 861
レビュー : 110
著者 :
はるひささん 舞城王太郎   読み終わった 

こんな人に薦められない小説ないなあと。

小説読んでると、空気を掴むような話でさっぱり意味わかんないとかよくあるじゃないですか!
でもこれはそんなんじゃなくて普通に話が難しすぎてよくわからない。1話の内容は実は二話の主人公のもとに届いた小説の内容で、実際その二話の主人公(1話の主人公と同一人物)が体験した過去とリンクしてるんだけど、そこには嘘と真実が混在しててどれが実際に起こったことかわからないです。で、その二話の内容も三話の主人公の元に届いた小説で…という風になっています。それぞれの話で創世記やヨハネの黙示録に見立てた殺人事件が起きるんだけどそれも嘘だったりホントだったり、そもそも見立てても元ネタ知らないからそれもよくわからない。それぞれの話で共通の人物(主人公の弟とか)も出てくるけど、それぞれの話で言ってること違うからどれが真実かもわからず。

話自体はよく分からないだけど、そもそもこの話はその難しい構造を分からせようとしているんじゃない気がします。ただ遊びたかったんじゃないかと。
実際に言いたいことはやっぱきっとそんで愛で、恋人に対する愛だとか、自分の子供に対する愛だとか、兄弟に対する愛だとか、育ての親に対する愛だとかそんなんな気がします。グロかったらりエロかったりするんだけど愛がにじみ出てるのです。それがまた心地よいです。

レビュー投稿日
2007年9月8日
読了日
2007年5月2日
本棚登録日
2007年5月2日
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