全員母親が違うという4人の兄弟の、少し変わったかたちの家族の物語。
ずっと育ててくれた父親が突然亡くなる。
そこから家族のかたちはどう変わっていくのか。
決して家族に依存しているわけじゃない。だけどそこには確かな絆がある。
ごく普通の平和な家庭でした。自分のことをちゃんと気にかけてくれている。可愛がってくれている。本当に感謝している。
「それでも、家を早く出たかった」
何かを目指すのならそれは自分の力で目指さなきゃならない。他人の助けをあてにする時点でそれはダメになっていく。
「一緒にいたくないんじゃない。だた、そこから一歩でも遠くへ行くことが、生きていくってことだと思ったんだ」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
角川文庫
- 感想投稿日 : 2016年12月19日
- 読了日 : 2016年12月19日
- 本棚登録日 : 2016年12月19日
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