最後の事件と銘打っただけに、大変壮大なミステリーが仕掛けられていました。
戦前のドイツ、ヒトラーユーゲント、退廃芸術に、偽札と偽札で買った財宝。
ヒトラーから隠した芸術と財宝たちはどこへ?それは誰が?
主に歴史的謎を追って、途中でいくつか起きた殺人の謎解きはちょっと簡単すぎのきらいもあり。この作品で死んだ人は過去の被害者に比べて扱いが軽くて、なんだかちょっと気の毒でした。
とはいえ、長年の浅見ファンには、割と納得の、最後の事件だったのでは、ないでしょうか。
少なくとも私は良いと思ってます。
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- 感想投稿日 : 2023年5月21日
- 読了日 : 2023年5月21日
- 本棚登録日 : 2023年5月21日
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