野尻抱介が続いたので今度は小川一水。
小川一水的な人間性に対する楽観主義がどれも感じられる。
お気に入りは「漂った男」。
絶望的な状況でも希望を失わないあたりはかなり小川一水。
その意味では「ギャルナフカの迷宮」も同じ系統。
表題作の「老ヴォールの惑星」は地球生命体とはまったく異なる異星生命体が生まれるあたりが一番盛り上がる。
ホーガンの「造物主(ライフメーカー)の掟」を思い起こさせる。
「幸せになる箱庭」は小川一水としては珍しく若干ラストがブラックだけど、それでも人間賛歌は忘れない。
やっぱり小川一水は面白い!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2017年10月22日
- 読了日 : 2017年9月22日
- 本棚登録日 : 2017年10月22日
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